人生は冥土までの暇つぶし

2019年3月13日 (水)

巨大地震再び

人生は冥土までの暇つぶし
昨日の午後2時46分、北北東に向かって黙祷を捧げた。

それにしても、亡くなった方々が二万人を超え、未だに行方不明の方々が二千名以上という事実に言葉もない。同時に、毎年やってくるこの日、思い出さずにはいられないのが今上陛下の御言葉である。



19031201
M9.1の最大規模の南海トラフ巨大地震の想定震源域

ところで、世間では南海トラフ巨大地震のニュースで喧しいのだが、騒ぐまでもなく、巨視的に見れば南海トラフに限らず、相模トラフや三陸沖でも間違いなく大地震が再び発生するだろう。それが我々の住む日本列島の宿命であり、天災は忘れた頃どころか、東日本大震災の記憶が未だに生々しく残っている内に、巨大地震が日本列島のどこかで、再び発生する可能性も無きにしも非ずだ。その意味で、日頃から備えをしておきたいものだ。

19031202
地震発生のしくみ 気象庁

ただ、地震発生の原因とされている従来のプレートテクトニクス説、この説は間違っている。そのあたりを再確認していただく意味で、以下に飯山一郎さんの記事を再掲しておこう。

プレートの跳ね上がりも,活断層のズレも,結果なのです。
「結果」なのに「原因」と思い込む,従来の地震学。
飯山一郎が提唱する新説(真説)によって書き換えましょう!

◆2016/04/23(土)4  原因,説明してよ!


それから、きのこ組長の以下の記事を読んだが、改めて備えの大切さを再認識でき、感謝の一言である。
3.11に思う「防災意識」

亀さんも「サバイバル」シリーズの「準備」篇を書いているので、この機会に再読してもらえたら幸いだ。
サバイバル - 準備篇その1
サバイバル - 準備篇その2
サバイバル - 準備篇その3


2019年3月11日 (月)

戦意高揚の歌?

人生は冥土までの暇つぶし
ロシアのスプートニク紙に載った、以下の記事に目に留まった。
明治天皇の歌引用、首相「正当」 戦意高揚、反平和主義批判に反論

この短い記事は、安倍総理が今年1月の施政方針演説で、日露戦争時の明治天皇の御製、「敷島の大和心のををしさは 事ある時ぞあらはれにける」を引用したことに対して、立憲民主党会派の小西洋之氏が、「日露戦争で国民を鼓舞した歌」と批判したという内容であった。その小西議員に対して安倍総理は、「平成は災害が多く、困難に直面したが、皆で頑張っていこうとの趣旨だった」と反論を述べている。

言いだしっぺは、天皇陛下在位30年記念式典に党として出席しない旨表明した、共産党の志保和夫委員長のようで、このあたりの背景は以下の記事が詳しい。
https://twi55.com/abe20190129/

この明治帝の御製だが、旧ブログで記事にしているので、関心のある読者に一読してもらえたら幸いだ。
ををしさ

目を転じて昨今の国会中継を眺めるに、共産党や立憲民主といった野党には呆れるばかり…。そのあたりについて、亀さんは掲示板「放知技」で以下のように書いた。


一昨日の夕方、仕事を終えたのでテレビをつけたら、国会中継をやっていたので見たんだが、国会という公も公の場で質問していた女性議員、タコにもイカにもふてぶてしい態度、だらしのない仕草、言葉遣いも乱暴、礼儀作法のレの字も知らなそうなオバさん…、よく見ると森裕子だったwww 阿保らしい質問の連続なので、途中でチャンネルを変えたものでR。

嫌な気分にさせられたので、気分直しに久しぶりに三原じゅん子の動画を見て、スカッとした(爆)
https://www.youtube.com/watch?v=1wXKmgHDR7M

暫くして再び国会中継にチャンネルを回すと、今度は堀井巌という議員が質問をしていたが、各大臣の答弁が終わるごとに「ありがとうございます」と、礼儀正しかっただけではなく、背筋を伸ばし、質問の内容も真っ当なものだった。なによりも、民衆のことを心から思っているのが分かるのだし、そうした質問の連続だったのには大いに好感を持てた。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/137/

2019年3月10日 (日)

父母の恩

人生は冥土までの暇つぶし
昨日の晴れ渡った昼前、徒歩で往復一時間半はかかる母の入院する病院へ、久しぶりに見舞に行ってきた。きっかけは、仕事の合間に見た以下の動画である。



上掲の動画を見つつ、仕事に追われて見舞いに行っていなかった自分に気づき、久しぶりに病院へ足を運んだというわけである。途中、菩提寺に立ち寄って御先祖様に手を合わせた。綺麗な花が飾ってあったが、御年86歳になる叔母だなと分かるので、手を合わつつ、心の中で叔母に感謝の言葉を述べた。

病院に到着、先月、92歳の誕生日を迎えた母は穏やかに寝ている。起こすのも可哀想なので、しばし母の寝顔を眺めてから病院を後にした。

帰り道、再び菩提寺の近くを通った時、39年前に57歳の若さで旅立った父の法要時、今は亡き方丈様が唱えていた経の言葉を思い出した。

父母の恩は、山よりも高し、海よりも深し…


39年経った意味でも耳に残る言葉なのだが、あれは『父母恩重経』だったのだろうか…。当時は27歳だった亀さんに方丈様は、「父母の恩を忘れるではないぞ」と、暗に伝えたかったのかもしれない。再来週は春の彼岸、再び墓前で手を合わてきたい。

【追加】

梅原哲学の限界

人生は冥土までの暇つぶし
録画してあったNHKの再放送番組(初回放送は2012年3月10日)、「3.11後を生きる君たちへ~東浩紀 梅原猛に会いにいく~」を見た。内容は若手の哲学者・東浩紀氏が在京都の梅原猛を訪ね、梅原の話に耳を傾けるというものだった。梅原猛と言えば、四十代の頃に西洋哲学の限界を感じ、日本文化に回帰した哲学者という印象が個人的に強く、亀さんが二十代の頃、日本の古代史に関心を抱くようになったのも、梅原の『隠された十字架』や『地獄の思想』といった、一連の著作から受けた影響が多少はあったと思う。

19030501

しかし、後になって飯山史観を知り、その飯山史観の編集を手掛けるようになった今では、梅原の限界が見えてきたのも確かだ。一例として、『天皇家の“ふるさと"日向をゆく』を取り上げてみよう。アマゾンの「カスタマーレビュー」に、サーッと目を通してみたが、その中で最も優れていたレビューは、mon8氏のレビューだと個人的に思う。殊に、mon8氏がレビューで紹介していた、『天皇家の“ふるさと"日向をゆく』からの引用を読み、唖然とした。

私の旅は本居宣長のいうところに従って、なるべく「古事記」と「日本書紀」に書かれていることを素朴に信じ、その物語が一貫性をなすかどうかを探究する旅であった。
『天皇家の“ふるさと"日向をゆく』


飯山史観の編集に着手した身として、記紀、特に日本書紀が成立した経緯を知るだけに、梅原の上の記述、あまりにもナイーブすぎると分かるのだ。

肝心なテレビ番組「3.11後を生きる君たちへ~東浩紀 梅原猛に会いにいく~」だが。どのような内容の番組だったのか、その大凡の流れが分かるブログ記事を以下に紹介しておこう。
老兵は黙って去りゆくのみ

同ブログ記事で亀さんが思わず唸ったのは、同ブログの記事そのものではなく、同記事に寄せられた黒沢孝裕氏という人のコメントであった。以下に全文を転載しておくが、黒沢氏は「老兵は黙って去りゆくのみ」を介する形で、梅原本人に以下のように問うた。

 梅原先生は西田の次の箇所をどうお読みになるのでしょうか。

「私はデカルト哲学へ返れというのではない。唯、なお一度デカルトの問題と方法に返って考えてみよというのである。(中略)哲学の方法は何処までもデカルト的でなければならない。何処までも否定的自覚、自覚的分析である。この故に哲学は個人主義的とか自由主義的とかいうのではない。哲学は自己を否定すること、自己を忘れることを学ぶのである」

「人は真実在は不可知的というかも知れない。もし然らば、我々の我々の生命も単に現象的、夢幻的と考えるのほかはない。そこからは、死生を賭する如き真摯なる精神は出てこないであろう」

 僕はこの文章に、身が震えるような共感を覚えます。さながら行によって身を清められたようです。勿論、こんな抽象的な短い引用で、何かが分かったと言っているのではありません。また、先生に向かって、夜郎自大なデカルト擁護の説法をするほど自惚れてはいないつもりです。「草木国土悉皆成仏」にも宮沢賢治にも限りない郷愁を感じているのです。しかし、頭の硬い近代人である僕には、一旦デカルトに返り、西田に学び、存在についての思い込みを正すという迂回がないと、恵み深く畏敬的でもある自然を素直に受け入れられないということかも知れません。


一読して、梅原が青年期に強く惹かれたという、京都学派の西田幾多郎の言葉を梅原にぶつける形で、黒沢氏は梅原に問うているのが分かる。しかし、今回のテレビ番組に登場した梅原を見た限りでは、梅原が西田の問いに答えることは、恐らくできなかったのではと思う。

それはともかく、レビュー全文から伝わってくる黒沢氏の人物に心を打たれた。哲学、そしてデカルトに纏わる西田の的確な言葉を引用するという教養の深さ、一見批判の形をとりつつも、相手(梅原)へ心配りを忘れないという黒沢氏の人としての優しさ、なかなかの人物と見た。そのあたりが、同氏の文体全体から伝わってくるのである。

もう一つのブログを紹介しよう。「読書日記」というブログだ。同番組を見たというブログ主のt-forreal氏の場合、冒頭で以下のように書いている。

非常に残念な内容だった。


いきなり、同番組を同ブログ主は否定、その理由が以下である。

人間中心主義の西洋哲学は、自然や環境を支配の対象としてとらえ、それを破壊することを常として、揚句の果てに原子力災害を引き起こした。だから、西洋哲学は生き詰まりを見せており、それに代わるものとして、人間と自然を調和することを根本に据えている日本古来の思想に立ち返るべきである。以上が小沢―梅原の論点である。

これは、20世紀以前の西洋の思想に基づいた観方で、それ以降の構造主義、ポストモダン、分析哲学、科学哲学、プラグマティズム周辺の考え方をほとんど無視した恐るべき結論である。現代の西洋思想は、人間中心主義、ヨーロッパ中心主義あるいは近代的思惟と呼ばれるものに対して、いかにそれを乗り越えるか、という歴史である。それをほとんど無視して日本の思想の優位性を説くのであれば、西洋から見れば逆の意味で日本中心主義、自民族中心主義のドグマに陥っていると簡単に指摘されよう。それは西洋の反対のバージョンである人間中心主義ではなかろうか?


このように、同ブログ主は梅原を一刀両断、結語として以下のように述べた。

だいたい、グローバルな世の中で東洋だの西洋だの言って正統性を主張すること自体ナンセンスだ。人類としての存在が我々の唯一の拠り所となるはずだ。他との違いより共通点を見出すべきだ。


このあたりのブログ主の主張は分からないでもないが、上掲の黒沢氏のような人としての優しさに欠けているのが気になった。尤も、亀さんにもそうした傾向があるので、ここは他山の石とせねば…。

19030502

ともあれ、ブログ主の結語「他との違いより共通点を見出すべきだ」、確かにその通りなのだが、梅原が日本の思想の原理だと主張する、「草木国土悉皆成仏」について深く言及していなかったのは残念である。その意味で、「一神教vs.多神教」、「アニミズム」、「言霊」といったテーマを追求している身として、同ブログ主の記事には物足りなさを感じた。孫子ではないが、「彼を知り己を知れば百戦殆ふからず」を思い起こし、彼(西洋哲学)の深掘りと同時に、己、すなわち日本の思想の深堀りも、冥土までの暇潰しとして進めていかねばと心から思った。

2019年3月 3日 (日)

村田らむ

人生は冥土までの暇つぶし
19030201

大分前から、東洋経済に寄稿している村田らむ氏に注目している。それは、拙稿「釜ヶ崎」でも紹介したような、社会の底辺に生きる人間像を描く、同氏の筆が実に冴えているからだ。たとえば、「20代無職の男が大阪・釜ヶ崎で見出した希望」といった記事だ。むろん、それだけではない。サラリーマンから起業した人たちのルポも面白い。

19030202

こうした多様な男女の生き様を読むにつれ、新しい元号に切り替わる次の時代こそ、婆娑羅の時代になるのではという予感がする。それまでは、『東光のばさら対談』の記事を一読してもらえたら有難い。

柴田錬三郎
井上ひさし
戸川昌子
野坂昭如
平岩弓枝
瀬戸内寂聴


13022801


なを、婆娑羅と言えば楠木正成だが、この正成を今東光は高く評価していた。その意味で、今東光と奈良本辰也の対談も、南北朝に関心のある読者にとって必読だ(下線は亀さん)。
今東光×奈良本辰也対談 1

奈良本 日本の最初の歴史哲学は『愚管抄』ですよ。歴史の発展は道理の経験だということをいって一本通している。これもやっぱり慈円が比叡山の上におって、関東の荒武者どもが入ってきて、今まで立っておった貫主の地盤がみながらがらと崩れていくのを見ながら書きあげたのが『愚管抄』ですからね。歴史というのは、やっぱりそれで書かれたやつは本物なんです。これまでの一切の知識をばーっと吸い出されるんですね。太平に慣れていると昔やったことを忘れているけれども、そういう時になってくると、やっぱし出てくると思うんだね。
今東光×奈良本辰也対談 4

19030402
奈良本辰也(左)と今東光


また、毎晩少しずつ和尚の『毒舌日本史』を再読している。それは、現在編集中の飯山史観で南北朝を扱うからだ。殊に、楠木正成についての和尚の筆は鋭く、大変参考になる。ともあれ、今東光和尚の楠木正成観、「飯山史観」の南北朝編で取り上げる予定だ。
19030403

金正恩の肚 03

人生は冥土までの暇つぶし
一昨日の午後、一仕事終えてテレビをつけてみたところ、昼食会と共同声明署名が中止になったという報道が流れていた。それを耳にしたのはトランプの記者会見直前で、一瞬、「交渉決裂か」という最悪のケースが脳裏をよぎったものだ。幸い、予定の午後2時(日本時間 午後4時)を大分過ぎて始まった記者会見でのトランプは、「合意には至らなかったが、引き続き交渉を進めていく」と明言、また口調も普段とは違って穏やかなものであった。

その後、テレビの各局が今回の米朝首脳会談についての特集を組んでいたが、どの局もアメリカの制裁解除と北朝鮮の非核化に加えて、日本の拉致問題に終始していたのが印象的であった。『飯山一郎最終講義』、飯山HP記事「ビビンバ! 北朝鮮!」、あるいは「金王朝の “深い謎”」に目を通している読者であれば、テレビに登場していた識者が言及していなかったことは何か、すでにお気づきのことだろう。

■北の非核化
テレビに登場してい識者のほとんどが、「(最終的に)北朝鮮は非核化すべし」と、異口同音に主張していたが、これは、イラクやリビアなどで起きたカラー革命の実態を知らない者の言うことで、核を放棄すれば、イラクのフセイン大統領やリビアのカダフィ大佐と、同じ運命を金正恩がたどるのは火を見るよりも明らかだ。カラー革命のため、フセインやカダフィが悲惨な最期を迎えたことを知り尽くしている金正恩。そうした金正恩の心のうち、恐怖心を知ってか知らずか、カラー革命について言及する識者は皆無だったが、このあたりがテレビに登場する識者らの限界である。

一方、カラー革命について熟知していたのが故飯山一郎さんであった。

カダフィやフセインをアメリカが真っ先に殺したのは,民族をバラバラにして,国家全体を収奪するためでした.

実際に,国家統合の象徴を失ったリビアとイラクはバラバラになり,国家は崩壊し,国民は不幸のドン底に突き落とされたまま.

金正恩という存在あるかぎり…,北朝鮮と韓国は,リビアやイラクのようにはならないでしょう.

好き嫌い・善悪は別にして,こ~ゆ~↑↑認識をもたないと,朝鮮半島情勢は何も見えなくなる.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16457818/356/


ご参考までに、カラー革命についての拙稿を以下に紹介しておこう。
韓国のカラー革命

■米の制裁解除
会談が流れた直後の記者会見でトランプが、「北朝鮮が全面的な制裁全面解除を要求してきたため、会談が流れた」と答えていたのに対して、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、「要求したのは一部の解除だ」と反論している。このあたりは、制裁のコアとなる石油や海産物の全面解除を、北が要求したあたりにヒントが隠されていそうだ。尤も、ここで瀋陽軍区の存在を思い出せば、北朝鮮にとってさほど深刻な問題ではない。

それはさておき、飯山さんの以下の投稿を改めて再読していただきたい。

金正恩の目論見は…

米・中・韓・朝だけでなく,露・日・英・独・仏をも巻き込んだ一大経済プロジェクト(経済特区)に他国を巻き込み…

主導権は,悪魔でも金正恩王朝が握る!と,そのような固くて柔軟な構想を練り終わったようです.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16422161/623/


「一大経済プロジェクト」という言葉に注目していただきたい。これが、前稿で紹介した堺のおっさんの発言につながる。

現段階では、俗にいうDSとトランプの路線に違いはない。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/71/


■北の外交力
最近の放知技の本スレで、思わず唸ったのが堺のおっさんの以下の発言だ。

世界の構図がすでに変わり始めていると私は思う。

事実、北朝鮮の問題は6か国協議などある枠組みの中で協議されてきたが

今は基本的には2国間で交渉が行われるという構図に変わった。


これはこれからの世界を考えていくうえで重要なポイントだ。

2国間交渉が外交の基本になるという方式は言うまでもなく

トランプと金正恩の功績だ。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/87/


なるほど、言われてみれば確かに…。その北朝鮮の交渉能力について、深い洞察を示したのが飯山さんの以下の投稿だ。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16457818/488/

一方、放知技で「OB」という御仁が以下のようなことを書いていた。

これで、米朝合意に至れなかったんだろ。ハードルが高くなったんだよ。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/89/


「OB」という御仁が引用したFNNPRIMEというメディア、他のニュースの見出しをサーッと眺めただけで、同メディアの思想的傾向というか〝正体〟が透けて見えてくる(嗤) まぁ、野崎博士の『飯山一郎最終講義』ていどは一読して、最低限の大局観を「OB」という御仁にも身に着けて欲しいところだ。なお、FNNPRIMEの思想的な偏向は、すでに堺のおっさんが論破済みであり、殊に辛辣なのは以下の堺のおっさんの言葉だ。

一番肝心の、ロシアとのつながりが証言できなかった。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/90/


このあたり、放知技との付き合いの深い読者にとって、先刻承知のことなんだが、ホストがbbtec.netの「OB」という御仁、全く気付いていない…(嗤)。

ともあれ、今後の米朝交渉の進展は時間がかかるとは思うが、じっくりと見守っていこう。
19022701

金正恩の肚 02

人生は冥土までの暇つぶし
19022801

前稿「金正恩の肚」で飯山(一郎)さんが著した、『横田めぐみさんと金正恩』の出版を巡っての不思議な動きを書いたが、もう一冊紹介しなければならない本がある。それは、佐藤守氏の著した『金正日は日本人だった』である。佐藤氏はUFOの存在を信じているといった具合に、亀さん的にはついていけないところがあるものの、少なくとも『金正日は日本人だった』は、内容的に本物であると確信している。

19022802

その証として、金正恩の出自について言及した動画の削除といった動きだけではなく、前稿で紹介した「国母・横田めぐみの登場」を記事にした山浦喜久氏、数年後に自身の横田めぐみ説を否定するようになったことからして、金正恩の出自を巡る闇の深さを窺い知ることができるからだ。ちなみに、山浦氏が最後に『月刊日本』(2018年四月号)に寄稿したのは、「神は死なない」と題する記事、以下に引用しておこう。

19022803

明らかに、前稿「金正恩の肚」で紹介した、山浦氏本人の記事「国母・横田めぐみの登場」とは、まったく逆の観点で書かれた記事であることが分かる。横田めぐみさんは国母、すなわち金正恩の生親は横田めぐみさんであるとする記事を書いていた山浦氏、6年が経った2018年の『月刊日本』(四月号)では、横田めぐみさんが金正恩の母親である〝という言説がまことしやかに囁かれている〟と、まるで他人事のような書き方である。

その山浦氏が佐藤守氏と行った特別講演会、「金正日は日本人だった」の動画も今では削除されており、肝心な『金正日は日本人だった』も絶版で入手不能だ。

19022804.jpg

こうした圧力は誰がかけたのか? そのあたりについては、最後まで金正恩の生母が横田めぐみと確信していた、飯山さんの放知技への投稿を読めば大凡推測できよう。

19022805
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16439363/165/

ところで、今朝からテレビの全チャンネルを回しているのだが、本日、世界で最も注目すべき米朝首脳会談を特集で取り上げている局はゼロ…。そこで、以下に亀さんなりに思うところをサーッと書いておこう。

■同じ釜の飯を食い、酒を酌み交わすと…
19022800


人は同じ釜の飯を食い、酒を酌み交わすことで、初めて腹を割って語り合えるという体験をした読者は少なくないはずだ。これは、我々のような一般人には窺い知ることのできぬ政治の世界でも同様であり、やはり直接相手国の指導者に会い、働きかけることで、初めて国際政治というものが動き出すのである。8ヶ月前にシンガポールで行われた第一回目の米朝首脳会談、それはトランプと金正恩の顔合わせという側面が強かったのだが、今回の第二回目は最重要課題である「終戦宣言」への第一歩となるはずだ。しかし、一気に事が運ぶわけではない。そのあたりは、今朝の読売新聞の記事に目を通せば納得できよう。

 Q 終戦宣言だけで戦争は終わるのか。

 A 朝鮮戦争を正式に終わらせるためには、米軍主体の国連と北朝鮮、中国の間で1953年7月に結んだ「休戦協定」を「平和協定」に替える必要がある。しかし、そのためには、韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線や非武装地帯、在韓米軍の扱いなど協議する項目が多く、膨大な時間がかかる。

 そこで、休戦協定から平和協定に至る途中段階の政治的な宣言としてこのアイデアが生まれた。韓国と北朝鮮の敵対関係の解消を確認し、次の段階につなげる意味合いがあるとされる。


■戦争か経済か
昨日の拙稿「金正恩の肚」を書いた後、道友の堺のおっさんが貴重な投稿を「放知技」で行っていた。特に、以下の結語は頭の片隅に置いておくべきで、流石は堺のおっさんだと、つくづく感心した次第である。

現段階では、俗にいうDSとトランプの路線に違いはない。


19022806
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/71/

飯山さんも過去に同様のことを、幾度か書いている。例えば…

なお,NY株式市場の暴騰は,トランプ大統領が受諾した「米朝首脳会談」によって,世界が戦争と戦争経済からやっと脱却できるであろうことに,大なる希望をもったからである.
かくして2018年…
世界は(特にアジアは)新たなステージにワープすることになる!

◆平成30/03/10(土)2  ニューヨーク株式市場,見事に復活


今後も引き続き「放知技」に注目していただきたい。

2019年2月27日 (水)

金正恩の肚

人生は冥土までの暇つぶし
今夜、ベトナムのハノイにおいて第二回米朝首脳会談が行われる。

19022702

上掲は、ウィキペディアの「悪の枢軸」という項目に掲載されているイラストだが、「闇の国家」あるいは「影の国家」と日本語に訳出されているDS(The Deep State)に対して、プーチン・習近平・トランプ・安倍晋三・金正恩を代表とする国家指導者が対峙しているという構図が、今の世界であるということを念頭に置けば、さまざまなメッセージが読み取れよう。

19022701

ここで、掲示板「放知技」にアクセスすると、上掲の画面が最初に目に飛び込む。これは故飯山(一郎)さんの最後のメッセージとなったのだが、赤線を引いた「今後も金正恩は世界をリードする」という文句に注目していただきたい。そう、今後の世界の動向を考察するにあたり、金正恩に「目が離せない. 深い考察と議論が必要」なのだ。

その「深い考察」を行うには、「飯山史観」を全体的に把握していることが必要で、そのあたりをズバリ指摘しているのが、堺のおっさんの投稿である。

朝鮮にとって、自立とは歴史的悲願。それも、2000年に及ぶ悲願。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/69/


また、以下の堺のおっさんの発言にも注目したい。

北朝鮮の強みとは…

①地政学的な強み。特に旧瀋陽軍区との関係強化で南北朝鮮の統一は

朝鮮自立の客観条件を保証する。

②豊富な地下資源がこれからの国家戦略として巨大な武器となる。

宇宙開発にも不可欠な資源も豊富である。

③自立路線の金正恩が親中路線の金正男派を排除して戦略のぶれがなくなった。

④ロシアのプーチン、アメリカのトランプ、この二人にとっても自立した

統一朝鮮は対中国戦略上もカギとなる政治局面の鮮明化。

こうした中で北主導の南北統一が進められようとしている。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/68/


18112519

こうした歴史の大きな流れを把握するには、『飯山一郎最終講義』の通読が必須となるが、同時に『横田めぐみさんと金正恩』にも目を通しておきたいものだ。

B120228

『横田めぐみさんと金正恩』の出版を巡っては、複雑な背景があったのだが、そのあたりの一端を示す記事が『月刊日本』(2012年3月号)に書かれているので、当時の記事のコピーを本稿の最後に掲載しておこう。

また、「金王朝の “深い深い謎”」と題して、旧ブログにも同書について取り上げたことがある。久しぶりに、「月刊日本 山浦嘉久氏 日朝関係を語る 1旧宗主国としての自覚」、あるいは「特別講演会 金正日は日本人だった 7 山浦嘉久3 何故?何故?の発想」の動画を見てみようと思ってアクセスしたところ、すでに削除されていた。このあたりに、深い闇を垣間見る。

ともあれ、飯山さんの遺言「今後も金正恩は世界をリードする」、頭の片隅に置いたうえで、今日と明日の米朝首脳会談に注目していこう。

【補遺】
19022703

19022704

19022705
19022706

2019年2月25日 (月)

二人の武士 02

人生は冥土までの暇つぶし
二人の武士(もののふ)」と題する拙稿を半年ほど前にアップし、「この二人の武士による、今後の活躍に期待したい」という結語を亀さんは書いた。「この二人の武士」とは、世界戦略情報誌『みち』の安西正鷹さんと、ブログ『文殊菩薩』の野崎晃市博士を指す。

19022401

今月二月に行われたまほろば会で配布されたという、安西ファイルの主テーマは英国の経済誌『The Economist』についてであり、亀さんは冒頭の記述に注目した。

イギリスの政治経済誌『エコノミスト(The Economist)』の特集号『世界はこうなる』に関して、『エコノミスト』の特徴を詳しく見ていくとともに、同誌がなぜ世界寡頭権力のプロパガンダの道具なのかについて、歴史を遡りつつ、この雑誌を編集・発行した者たちの狙いを暴くことを通じて解明していく。


詳細は数か月後に『みち』に掲載されると思うので、そちらを参照していただくとして、安西さんは同ファイルでThe Economist誌は、「世界寡頭権力のプロパガンダ用メディア」と明確に述べている。やはり三十代の頃に同誌を数年購読してきた身として、安西さんの主張に全く以て同感だ。

ところで、この「世界寡頭権力」と対峙するトランプについて、野崎博士が「トランプがファーウェイ禁止に反対」という最新記事を書いているが、以下の結語は印象的だ。

トランプの真の敵は中国ファーウェイではなく、税金不払いや情報収集が問題とされてきたアップルやGoogle


まさに…。安西さんの謂う「世界寡頭権力」の一角を占めているのが、野崎博士の言及する「アップルやGoogle」に他ならず、同様な視座から亀さんも以下のような記事を書いている。

こうした海底ケーブルの上陸地点は非常に重大な意味を持ち、(漏洩された米外交文書によれば)アメリカ合衆国国土安全保障省はこれらを重要な国家インフラと位置づけている。インターネットが通信を牽引する新しい世界にあって、大西洋東端の英国はその中核的な位置を占めている。世界のインターネットトラフィックの25%が英領土をケーブルで通る。接続先は米国、ヨーロッパ、アフリカなど。残るトラフィックの大部分は米国を発着地点としている。したがって、地球上で急増するデータフローのほとんどは、英米がそのホスト役を担っていることになる。

両国の諜報機関はここぞとばかりに、これらの海底ケーブルを盗聴しようと考えた。過去の歴史を考えれば、それは不思議でも何でもない。技術の変遷にともない、両国は無線通信を傍受し、続いてマイクロ波ビーム、そして衛星回線を傍受してきた。最新の光ファイバーシステムで大量にやりとりされるインターネットデータや通話データに手をつけようとするのは、理の当然である。

『スノーデンファイル』p.156
サバイバル - 通信篇その1


今から15年ほど前、亀さんは『エシュロンと情報戦争』(鍛冶俊樹 文春新書)という本を読み、電子メールや電話が傍受されていることを知った。だから、プーチンやメルケルではないが、〝敵〟に聞かれていることを前提に今まで携帯電話を使ったり、パソコンでメールを使ったりしてきた。どうしても漏らしたくない情報は、昔やっていた方法に戻った。たとえば、ネットに接続されていないタイプライターやワープロで文章を作成したり(郵送してはいけない)、コタツを囲んで語り合うといった方法だ(盗聴に注意のこと)。
サバイバル - 通信篇その2


ともあれ、今年もお二人の言論活動に注目していこうではないか。

【追伸】
最近の掲示板「放知技」で活発に交わされている、mespesadoさんとConganasさんとの間のやり取り、アベノミクスの実態や財政政策の正体に関心のある読者にとって、必読のスレとなっている。たとえば…

金融政策が失敗し、財政政策も失敗しているのでアベノミクスは失敗と考えてさしつかえないと思います。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/41/


このConganasさんの投稿だけではピンと来ないと思うので、スレッド「新時代を冷徹に読み解くおっさんたちの激論スレー37-」全体に目を通して欲しいと思う。

知覧と特攻隊

人生は冥土までの暇つぶし
先月、サンフラワー号で志布志に向かっていた時の話である。酒を酌み交わしつつ、話が盛り上がっていた時、堺のおっさんが急に、「知覧へ行こう」と切り出してきた。そして、亀さんも「行こう!」と、即座に応えている。

亀さんにとって、知覧と言えば特攻隊である。知覧と特攻隊について知るようになったのは、十年以上前で、『ビッグコミックオリジナル』に連載中だった、「あんどーなつ」を見て以来だ。

19022302
『あんどーなつ』第6巻 p.68~69

19022303
『あんどーなつ』第6巻 p.86~87

本記事を書くため、久しぶりに同漫画をパラパラと捲ってみたところ、主人公である安藤奈津と一緒に知覧の地を訪れた、老人の心の呟きが胸に突き刺さった。それは、赤線で示した「いまの日本は、平和です」という行で、過日の皇太子殿下のお言葉を髣髴とさせるものがある(下線は亀さん)。

陛下がおっしゃっているように、平成が戦争のない時代として終わろうとしているわけですが、戦後長く続いてきた平和な日本の社会において、この国の未来を担う若い人たちが、夢を大切にしながら自分の能力を発揮できる環境が整ってきたことの証(あかし)であると思います。私も、これまでいろいろな場で若い方々と御一緒する機会を大切にし、その熱意や息吹を感じて心強く思ってまいりましたが、これからも若い世代の活躍を願いつつ、見守っていきたいと思っております。
https://www.sankei.com/life/news/190223/lif1902230005-n6.html
19022305


特攻隊を描いた映画は数多くあれど、「紙屋悦子の青春」より優れた特攻隊の映画はないように、個人的には思う。それは、当時の時代背景だけではなく、若くして散った青年らの心のうちを、余すところなく描いている映画だったからだ。

19022304

それにしても、当時の特攻隊隊員は十代から二十代前半だったと聞く。彼らの年齢に達した二人の息子を持つ身として、当時の親の気持ちが痛いほど分かった…

収穫の多かった今回の志布志への旅で、知覧特攻平和会館行きが実現できなかったのは残念だったが、飯山史観の最終編集段階で同地を再訪し、今度こそは同会館を訪れてみよう。

より以前の記事一覧

フォト
2019年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

amazon&shop

  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機14畳用 FU-A51-W
  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機 8畳用 FU-A30-W
  • 横田めぐみさんと金正恩
  • SHARP サイクロンクリーナー ベージュ系 EC-CT12-C
無料ブログはココログ