人生は冥土までの暇潰し

2018年1月13日 (土)

金正恩の健康

人生は冥土までの暇潰し
スプートニク紙が1月8日、金正恩の健康状態について言及した朝鮮日報の記事を転載していた。
金正恩氏、腎臓に問題か 声の分析で判明

具体的な記事内容だが、この1月1日に金正恩が国民に向けて行った、「新年の辞」を同記事では取り上げており、新年の辞を発表する金正恩の様子を見た趙東旭(チョ・ドンウク)忠北道立大教授が、「金氏の腎臓には問題がある」という見解を示したのである。ご参考までに、以下が金正恩による新年の辞である。



同記事を読んで思い出したのが、道友であるウォッチャーさんと共通の知人Fさんだ。その知人がYouTubeで話しているのを見たウォッチャーさん、知人の健康に何等かの問題があるのではと指摘したのである。ちなみに、ウォッチャーさんは声でその人の健康状態を瞬時に見抜く達人である。その意味で、上の記事にあるように、本当に金正恩の腎臓に問題があるのかどうか、ウォッチャーさんの見解を聞きたいと思うのである。

ところで、そのウォッチャーさんが年末に送ってくれたメールに、以下のようなことが書いてあった。


亀さん…声の響き良く、以前より健康体なったのではと感じましたが…低音の魅力は、フランク永井に近づいているかも知れません!?


ウォッチャーさんは亀さんと同じ同じ飯能市に住んでいたことがある。そのウォッチャーさんが引っ越してから一年ほどが経過した2016年6月19日、亀さんは一日一食の生活に入っている。爾来、一年半以上が経過したが、どうやら大きな効果があったようで、それがウォッチャーの上の言葉となったのだろう。そう言えば、「喧嘩は男の華」の本郷七郎さんも、四半世紀振りに受話器に飛び込んできた小生の声を耳にして、「元気そうだね!」と言ってくれたのを思い出した。

ここに来てトランプと金正恩が急接近しつつある今日、外見からして心配なのが金正恩同委員長の健康である。プーチンを筆頭に、今後は世界をリードしていく一人であるだけに、一日一食の生活を実践する等、健康管理に気を配って欲しいと思った。以下は、亀さんが一日一食を実践すると、周囲に言いふらしていた頃の記事でR。
まるで行者…

2018年1月 1日 (月)

時代を拓く

人生は冥土までの暇潰し
 
 
絶望の正月が続いた過去七年間とは異なり、平成三十年の正月は希望に満ちた年になった。なぜなら、陛下の「東日本大震災など過去の災害」という御言葉が如実に示すように、昨年は福島原発事故の終息という、文字通り福島原発事故を過去の人災に追いやった記念すべき年だったからだ。

一方、昨年を振り返って至る所で目についたのは、デジタル・デバイドに由来する、パーセブション・ギャップである。拙稿「サルマン皇太子の肚 3」で、亀さんは以下のように書いた。

新しい世界が、プーチンを中心に、トランプ、習近平、安倍晋三、サルマン皇太子といったリーダーたちによって、切り拓かれる日も近い。


このあたりを理解するには、プーチンの〝原点〟に改めて思いを致す必要がある。その意味で、昨日の大晦日に掲載された、以下の翻訳記事は一読の価値がある。
アメリカ世界覇権の終焉を予見していたプーチン大統領

以下の記述に注目されたい。

果てしないロシア憎悪キャンペーン、プーチン大統領に向けられたワシントンと、その支配下にあるマスコミによる悪者化と中傷を目にするのは驚くべきことだ。この悪者化の根源は、プーチンが十年前に行ったミュンヘン演説に見いだせよう。

代表例がアメリカのロシア疑惑だが、その日本版がモリカケ騒動だと気がつけば、確信犯の朝日新聞を中心に、フェイクニュースを垂れ流し続けているマスコミの正体も、一目瞭然となるはずだ。その朝日新聞、『森友・加計事件』を著した小川榮太郎氏に対して、損害賠償請求訴訟を起こしたというのだから嗤える。
朝日に提訴された小川榮太郎氏激白

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確信犯の朝日新聞、その朝日新聞に盲従して未だにモリカケ問題で大騒ぎしているマスコミは、上のプーチンの記事を読めば分かるように、いずれ消えていくことだろう。ちなみに、拙宅では東京新聞を購読していたが、今月一杯で契約を打ち切る旨、販売店に伝えている。

ともあれ、時代に取り残されたマスコミや識者よりも、今の若い人たちの方が余程まともである。たとえば、今朝のネットサーフィンで目に留まった以下の記事…
スプートニク日本
「僕は、12歳。職業は、中島芭旺」= 最年少の日本人哲学者へのスプートニク独占インタビュー


また、二日前に偶然見たテレビ朝日の「大谷翔平の来た道~二刀流の現在・過去・未来~」、二刀流という、゛今までに誰も歩んだことのない道を切り拓いていこうとする大谷を見て、日本の若者が持つ無限の可能性を垣間見たような気がした。

2017年12月24日 (日)

逆打ち

人生は冥土までの暇潰し
拙稿「南方マンダラ」で、亀さんは以下のように書いた。

12月9日、抜けるような青空のもと、掲示板「放知技」の読者5名と天覧山・多峯主山を散策、久方振りに森林浴を楽しんできた。


実は、掲示板「放知技」の仲間を山に連れて行く前に、飯能駅から山に向かう道中にある亀さん家の菩提寺に寄り、粗末な亀さん家の墓に案内している。その菩提寺の境内に空海の立象があるのだが、「空海の立象を廻ると、四国八十八ヶ所を廻ったのと同じ御利益がある」と、タコにもイカにも物知り顔風に亀さんは説明したのである。そして自ら空海立象を廻ってみせた…。

ところがである。近くにあった案内板を読んだ仲間の一人が、「アレ、今の亀さんは右廻り…。案内板には左廻りが正式と書いてある」、と言うではないか…。

今頃になって気になったので先ほどネットで確認したところ、「逆打ち」というものがあるのを知った。以下のサイトを参照していただきたいが、たしか大分前に見たNHKの四国巡礼の番組でも、逆打ちを取り上げているのを思い出したのである。
四国八十八ヶ所・逆打ち(反時計回りにまわる意味とは?)

今から思うに、あの時はドーシテ、無意識に右廻りをしたのか…。菩提寺を訪れる度に、元気だった母が決まって空海立像を左廻りする光景が、目に焼き付いていたはずなのに…。その刹那、思わず震えがきた。このあたりについては、いずれ書きたいと思う。

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放知技の仲間を案内した21年前の菩提寺

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旧盆の墓参りをする母と息子

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弘法大師立像

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弘法大師立象を左廻りする母と姪

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冷たい飲み物を頂戴する姪と息子

2017年12月19日 (火)

サルマン皇太子の肚 3

人生は冥土までの暇潰し
12月15日に発行された『みち』の巻頭言、「エルサレム首都承認で地に墜ちた米国の威信」は、ある意味で興味深い内容であった。以下、亀さんが同記事を一読して思ったことを書いておこう。

最初に巻頭言の以下の記述…

●クシュナー和平案のお先棒を担いだのはサウジのムハンマド・サルマン皇太子だけで、11月中旬首都リヤドにアッバース議長を呼びつけクシュナー案を受け容れろと恫喝したが、当然にも聞き入れるはずがない。かくして、無理難題を押しつけようとしたクシュナー和平案は目論見通り挫折した。


ここで、サルマン皇太子がアッパース議長を〝呼びつけた〟という記事を書いたのは、ニューヨークタイムズだったという点に注目していただきたい。

In a mysterious trip last month, Mahmoud Abbas, the Palestinian president, traveled to Saudi Arabia’s capital for consultations with the hard-charging crown prince about President Trump’s plans for Middle East peace.
Talk of a Peace Plan That Snubs Palestinians Roils Middle East


トランプ大統領が云うところのフェイクニュースを垂れ流している、大手マスコミの一つがニューヨークタイムズであることに思いを致せば、ネオコン新聞であるニューヨークタイムズの記事の行間が透けて読み取れよう。

つまり、今のアメリカは壮絶な〝第二次〟南北戦争の最中ということだ、ちなみに、ここで云う「第二次南北戦争」とは、米国の立て直しを第一に置くトランプ(アメリカ・ファースト)と、好戦ネオコン派との間で繰り広げられている戦争を指し、米国で巻き起こっているロシア疑惑も、ネオコンが流したフェイクニュースの一つだということが分かる。いわゆる、米国版「モリカケ騒動」といったところだ。

ともあれ、「第二次南北戦争」の実態を正確に捉えていれば、アッバース議長がリヤドに赴いた理由、サルマン皇太子との会談内容も、大凡推測できると思う。つまり、シリアを始めとする中東各地でカラー革命という、悪業の数々を重ねてきたネオコン対策こそが、会談の主な内容だったはずだ。

ご参考までに、以下は「第二次南北戦争」という視座が、物の見事に欠落している記事の一例だ。
クシュナーとサウジアラビア皇太子… 大混乱を引き起こす神童たち

同記事の以下の記述に注目していただきたい。

クシュナーと、その親しい友人だというサウジアラビア皇太子という二人の初心者は、自分たちは“創造的革命児”だと思っている。神童。


この記事の筆者は、Finian CUNNINGHAMという国際政治のジャーナリストだが、サルマン皇太子を〝神童〟と皮肉っているあたりに、同氏のジャーナリストとしての限界を見る。

『みち』の巻頭言に戻って、以下の最終行…

今後、米国に騙されたサルマン皇太子が親米路線から遠ざかるのは必至である。


その通りである。ただし、亀さんだったら以下のように補足して書いていただろう。

米国のネオコンに騙された振りをしてきたサルマン皇太子が、ネオコンという親米路線から遠ざかるのは必至である。


プーチンのロシアによって壊滅状態に追いやられたのがIS、すなわちネオコンなら、ロシア疑惑で防戦一方だったトランプが、ここに来て次第に国内のネオコンを追いやりつつある今日、ブログ「大和心への回帰」の〝予兆〟も現実のものとなりそうだ。

これは力による統治の終焉と、新しい価値観…高い精神性に根差した国際社会からの信頼感と認知を得る国家…が新たな時代の盟主として台頭することの予兆である。
日本・盟主時代の幕開け(その1)


その意味で、巻頭言でも言及している「中東和平ジャレッド案」を、〝活用〟したサルマン皇太子は見事という他はない。このあたりの背景は、飯山一郎さんの以下の記事を読めば自ずと納得できよう。
トランプ:エルサレムへの大使館移転命令

新しい世界が、プーチンを中心に、トランプ、習近平、安倍晋三、サルマン皇太子といったリーダーたちによって、切り拓かれる日も近い。
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2017年12月17日 (日)

意と知

人生は冥土までの暇潰し
飯山一郎さんが管理人を務める掲示板「放知技」に、平気で土足で上がりこんできたケンコー法師こと、ムーの風を少し相手にしたところ、以下のようなカキコをしてきた。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15507578/835/

これで、ケンコー法師の人間性があからさまになったので、一応の目的は果たせたと思う。あとは、何を言ってこようがスルーするつもりでいたところ、最近の投稿で今までとは全く異なる丁寧な言葉遣いに接し、もしかしたら靴を脱ぐ気になったのではと、一瞬思ったほどである。だが、そのあたりの見極めは、もう暫く様子を見守っていく必要がある。

さて、最近「副島隆彦の英語力」を書いた折、久方振りに山岸勝榮先生のブログに訪れたことを書いたが、ここ数日の先生の記事は、人生を真摯に生きてきた人物にして初めて書ける内容の記事の連続であった。たとえば、「忘年会、酒宴、女性…」という記事…。


我が国では、酒は女性を通じて神に捧げるものであったし、その女性から男性が分けてもらうものだった。


そして、思わず目が釘付けになったのは、「我が国」という山岸先生の記述で、「我が国」ではなく「この国」と言う人たちが主流を占める今の日本にあって、大変嬉しく思った次第である。このあたり、同様に「我が国」と言えと口を酸っぱくして説く、『みち』発行人の藤原源太郎さんを彷彿させるものがある。

ところで、昨日の飯山一郎さんのHP記事、「応神天皇(ホンダワケ)が祟る時代が来る…鴨」を読み、女性宮家創設の記述があったので注目した。そして、思い出したのが舎人学校での栗原茂さんの言葉であった。幸いメモに残しているので、一部を割愛の上、本稿の最後に転載しておこう。

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栗原さんの話を耳にした直後、中川八洋氏の一連の著書に接したのだが、なかでも『皇統断絶』(ビジネス社)が印象に残った。本棚から同書を引っ張り出し、パラパラと捲ってみたところ、至る所に赤や青の線が引いてある。来年三月末まで続く今の仕事が一段落した後、改めて栗原さんが語っていた男系因襲論、そして中川氏の『皇統断絶』を再読し、何等かの形で記事にしてみたいと思う。ちなみに、中川氏の『皇統断絶』については、拙稿「皇位継承」でも少し触れている。


■平成22年度歌会始
1月16日に配布された栗原さんの玉稿の第4ページ目、「昭和天皇の御製 今上天皇選録の本年の意」に記載されている、「本稿一ページ目に記載の各お歌は、すべて今上天皇の御製に連れており、さらに右六首中の一首と照合するように詠まれており、たとえば、皇后陛下の歌は今上天皇との連歌となりながら、右二番目の御製に応じているのである」だが、昭和天皇の御製「西ひがし むつみかはして 栄ゆかむ 世をこそ祈れ としのはじめに」と絡めて、栗原さんから以下のような解説があった。

「西ひがし」は、西洋文明で云うところの東西を意味しているが(ユダヤ人の不幸は、南北を知らなかった事)、皇統譜と王統譜の違いをも示している。すなわち、皇統譜とは東西南北の真ん中に天が在る。しかし、王統譜には天は無く、かつ最初は東西だけで南北は無く、後に南北が出来ている。来月1日発行の『みち』(2月1日号)の栗原稿でエジプト王国が採り上げられているが、エジプト王国は典型的な王統譜であった。
また、皇統譜は男系因襲であり、王統譜は女系因襲である。つまり、皇統譜の男系因襲は、天皇という種を蒔く畑(女性)は誰でも良い、すなわち天皇の種を育てる畑であれば誰でも良いという考えである。これは女性を尊重していることを意味する。逆に、王統譜の女系因襲の種は何処の男でも良く、それをプリンセスと云う畑に蒔くという考えであるため、連続性が無く女性を見下している形である。
古事記の観点から見れば、蛭子(中世以降は恵比須として尊崇された。すなわち、商業の神、市場主義の神)は王統譜を現しており、皇統譜を現しているのが天照大神である。そして、蛭子を産んだのがオリエントであると、古事記は明白に述べている。
また、王統譜は三角形に喩えられる。すなわち、ピタゴラスのサイン・コサイン・タンジェントである。一方、皇統譜は五角形(ペンタゴン)に喩えられ、円を入れると三角形と比較して余白が少ない。
意の世界と知・情の世界の違いであるが、文字の世界は知の世界であるのに対して、音の世界は意の世界である。人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)だけの世界が王統譜の世界を現し、一方で五感に閃きるあるいはインスピレーション(意)を加えたものが、皇統譜を現している。この閃きで今日まで来たのが皇統譜である。この第六感である閃きこそ、シャーマンのシャーマンたる所以がある。

平成22年1月25日記

2017年12月12日 (火)

南方マンダラ

人生は冥土までの暇潰し
12月9日、抜けるような青空のもと、掲示板「放知技」の読者5名と天覧山・多峯主山を散策、久方振りに森林浴を楽しんできた。そして帰宅した翌日、録画しておいた同日放送のTVシンポジウム(NHK)、「いのちのマンダラに生かされる~今に息づく南方熊楠の思想~」を見たのである。

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南方熊楠林中裸像(和歌山県西牟婁郡上富田町にて1910年撮影)

実に示唆に富む番組であった。番組を見終わって再確認できたことは、「熊楠は現代日本人の道標 我々の進むべき道」ということである。自然の懐に抱かれた翌日同番組を見ただけに、なおさらその感を強くした。

では、何故に熊楠は「道標、進むべき道」と亀さんは思っているのか? それは、南方マンダラ(南方の曼荼羅)にある。では、南方マンダラとは何かだが、こればかりは亀さんの下手な解説よりも、鶴見和子の「南方熊楠の曼荼羅論」に接した方が早い。

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鶴見は南方マンダラについて、以下のような言葉で的確に表現している。

 熊楠は、真言密教の曼荼羅を、科学の方法論のモデルとして読み替えたのである。

 熊楠がロンドンに居たころの19世紀の科学は、ニュートン力学が支配的パラダイムであった。それは因果律-必然性-の発見を究極の目標としていた。これに対し熊楠は、因果律は必然性を明らかにする性質があるが、自然現象も社会現象も必然性だけでは捕らえられないと考えた。必然性と偶然性との両面から捕らえるのでなければ真実はわからない。

 仏教は因縁を説く。因は因果律-必然性-であって、縁は偶然性である。したがって科学の方法論としては、仏教のほうがニュートン力学を超えていると喝破したのである。


近代科学とその限界については、拙稿「生と死を見つめる 2」でも以下のように書いた。

大学病院の医師らは、人間的に良い人たちが多いのが分かるのだし、日々研鑽に励んでいるのも分かる。だが、彼らは細分化された医学のホンの一部に詳しいというだけで、人間の身体については偏った見方に陥っている、


換言すれば、今の医者は人体の一部だけやたらに詳しく、人体の全体を捉えて目の前の患者を診断することができない。だから、直感、熊楠の言葉を借りれば「やりあて」が働かないのである。やりあてというのは熊楠の独創語だが、以下の記事でやりあての大凡の概念が掴めるはずだ。
公開講座:南方熊楠の新次元

さて、ここまで書いた時点で、一気に上の鶴見女史の記事に目を通してみたところ、最後の段落に目が留まった。

 古代インドに発祥し、密教とともに日本に伝来したこの曼荼羅の思想を、今、南方熊楠が生きていたら、これこそ諸宗教・諸文明の交流・対話の思想であり、未来に向かって人類が地球上に生き残るための平和共生への道すじだと、高らかに主張するのではないだろうか。


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まさに、昨日のNHKの番組を見ながら脳裏に浮かんだ、「熊楠は現代日本人の道標 我々の進むべき道」と、根底で相通じるものがある。今後も折に触れ、熊楠の世界を書いていきたい。

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昭和天皇の御製

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孫文と熊楠

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熊楠と管鮑の交わりだった土宜法龍

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『Nature』に掲載された熊楠の論文数は50篇

【追記】
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浜松の農業王さん投稿の写真

2017年12月 3日 (日)

過渡期の日本

人生は冥土までの暇潰し
最近の掲示板「放知技」で、悪業の限りを尽くしたGHQの正体を、堺のおっさんが物の見事に暴いている。殊に、GHQと憲法を絡めた以下の指摘は鋭い。

想像以上の抵抗を示した日本の力の源泉を国体であると見たマッカーサーが
国体を占領政策上廃止はできないが、幽閉できれば利用しうると考えた憲法。


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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15817120/159/

ここで、マッカーサーが「想像以上の抵抗を示した日本の力」対策として、どのような手段を戦後の日本に講じてきたのかについて、西尾幹二氏がGHQ焚書という観点から、見事にGHQの正体を炙り出していたので紹介したい。



さて、堺のおっさんのもう一つの指摘…。

さきの大戦の真の責任者は誰か? 間違いなく時の政体以外ありえない。
昭和天皇が、国体と政体の関係を切り離した日本本来の姿に戻そうと努力された
と考えるのはあながち間違いではないだろう。悲惨な末路の原因こそ、国体が
政体に取り込まれた国家体制にあると気付かれたと思う。


大東亜戦争の真の責任者は時の政体にありとする堺のおっさんの指摘、これも鋭い。一方、堺のおっさんとは反対の見方、すなわち真の責任者は国体(天皇)にありと主張する識者がいる。『月刊日本』の論説員・山浦嘉久さんで、以下のような記事を『月刊日本』の最新号(12月号)に掲載した。

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勇気ある発言である。そして、今までに幾度かお会いし、多岐にわたる天皇についてのテーマを耳にしてきた身として、山浦さんの持つ天皇観は、恐ろしいほどまでに深いと思っている。

では、大東亜戦争の真の責任者は山浦さんの云う国体か、はたまた堺のおっさんの云う政体か、どちらだったのかという点についてだが、最終的には天皇の戦争責任に行き着く重いテーマであり、事の経緯からして複雑なテーマでもあることからして、そう簡単に意見を披露できるようなテーマではないのだが、それでも敢えて結論だけを述べるとすれば、現時点の亀さんは山浦さんの意見に与するものである。このあたり、すなわち戦後の総決算についてを記事にするには、今の時点では時間的な余裕がないので、仕事(翻訳)から引退するであろう数年後、一つのシリーズとして書きたいと朧気ながら思っている。ただ、GHQ焚書というテーマ一つとっても、数年あるいは数十年かかるようなテーマであり、それが上次元の戦後の総決算というテーマともなれば、概論を書くだけでも大変な作業になることは容易に想像がつく。

それはともあれ、山浦さんの今回の記事は悲観的な側面が強いように思う。つまり、山浦さんは「日本国憲法の超克」への糸口が見つからない、「我々はどうすればいいのか」と嘆いておられるのだ。果たして、「日本国憲法の超克」への道はあるのだろうか…。

このあたりを考察するにあたって、陛下の本当のお気持ちを考えるとすれば、どうなるか? 確かに山浦さんが書いておられるように、「今上陛下は、節目の度に日本国憲法を大切さに守られるご趣旨を述べられている」のだが、公の前ではそのように述べておられるものの、それはあくまでも建前で本音は別のところにある、ということは考えられないだろうか…。

また、政体に目を転じれば、山浦さんの云う日本国憲法の超克に向けての一環として、安倍総理が着々と改憲に向かって事を進めており、安倍総理の身に何事かが起こらない限り、いずれは成就するはずだ。
首相の戦略と戦術

加えて、日本を含め、世界は大転換期の過渡期にある、という視点も忘れてはならないと思う。
アノミー・社会規範崩壊・カオス・混沌

今や日本を含め、世界は混沌としている。しかし、吉川英治が座右の銘にしていた「朝の来ない夜はない」ではないが、いずれ我々は夜明けを迎えるだろう。今の我々は、まさしく夜明け前、すなわち新しい時代へ移行するにあたっての、「生みの苦しみ」を体験しているのである。

2017年12月 2日 (土)

副島隆彦の英語力

人生は冥土までの暇潰し
副島隆彦が著した『欠陥英和辞典の研究』と『英語辞書大論争!』、亀さんは辛辣に批判した記事を旧ブログに書いたことがある。
研究社の英和辞典を巡る“論争”

それから12年以上の歳月が流れたが、最近は副島本人に元気がない。以前の副島は頻繁に自身の掲示板「重たい掲示板」に書き込んでいたものだが、ここ数年は月に1~2本ていどの投稿を、それも引用だらけの投稿をしているのみだ。

一方、『欠陥英和辞典の研究』と『英語辞書大論争!』で、副島が犯した数々の誤謬をズバリ指摘したのが山岸勝榮先生だ。そのあたりの詳細は上の拙稿にも書いたが、その山岸先生のブログに先ほど久しぶりに寄ってみたところ、ナント、連日のように精力的に記事をアップされている…。山岸先生は1944年生まれというから、御年74歳。一方、副島の場合は1953年生まれだから、両者の年の差は十歳…。それなのに、年齢的に副島よりも十歳も年上の山岸先生の方が、精力的にブログ「山岸勝榮の日英語サロン」を更新されているのに対して、引用文だらけの副島のカキコ、それも月に1~2程度のを投稿を、副島は「重たい掲示板」に投稿しているのみで、そのあたりのパワーの差は何処から生じているのだろうかwww

まぁ、掲示板「放知技」の記事を読めば、そのあたりの理由も分かるのだが、それにしても最近の副島は元気がない。もう少し頑張ってチョ(嗤)。

ここで、息子が高校に進学した当時、山岸先生の『スーパー・アンカー英和辞典』をプレゼントしたことを思い出した。来春の大学進学に向けて、現在は予備校に通っている下の息子、英語の授業で何気なく『スーパー・アンカー英和辞典』を机の上に置いていたところ、それを息子の先生が手にとって、「おっ、なかなか良い辞書を持っているな」と褒めてくれたそうだ。山岸先生の嘗ての教え子とのことだった。
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2017年11月29日 (水)

幸福論

人生は冥土までの暇潰し
拙稿「民族の記憶」で、亀さんは以下のように書いた。

国家とは何か、国家の中にあって国民はどうあるべきか、といった様々なことについて思索を重ねつつ、冥土までの暇潰しを如何に過ごすべきかについて、ある意味でヒントを提示してくれた…


「冥土までの暇潰し」とは、死ぬまでに残された時間を、どのように過ごすべきかということに他ならないんだが、どうせ同じように時間を潰すなら、アンハッピー(不仕合わせ)に過ごすよりも、ハッピー(仕合わせ)に過ごす方がE-に決まっている。

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そこで仕合わせについて考えていた時、NHKの「100分de名著」が、バートランド・ラッセルの『幸福論』を取り上げてくれた。同シリーズの四話すべてを見たが、一番良かったのが最終回の「第4回 他者と関わり、世界とつながれ!」であった。以下に『幸福論』最終章のポイントを取り上げると同時に、亀さんが思ったことを徒然なるままに書き連ねておこう。

・客観的な生き方
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客観的な生き方があるとすれば、この反対が主観的な生き方である。この典型な例が掲示板「放知技」に最近まで頻繁に登場していた「蛆虫」どもだ。拙稿「蛆虫」にも書いたことだが、「蛆虫」とは平気で他人の家(飯山一郎さんの掲示板「放知技」)に、ズカズカと土足で上がり込んでくるような連中のことを指し、別称、「アラシ」あるいは「工作員」と蔑まれている輩のことだ。こうした「蛆虫」に遠慮はまったく無用であり、容赦なく叩きのめせばE-。

ここで、ラッセルの言うところの「興味」についてだが、皆がやっているから何となく自分も…、というのでは余りにも主体性がなさすぎる(ちなみに、ラッセルの興味は切手採集)。先週の木曜日、高校時代の同窓生との飲み会で、香港から久しぶりに帰国したO君から、「亀ちゃんの趣味は何?」と訊かれ、一瞬答えに詰まった。過去にラッセル同様に切手採集をやっていた一時期もあったし、登山、合気道、旅行、空手、読書等々、すくに思いつくものは幾つもあったんだが、今現在は正直言ってこれといった興味に打ち込んでいるわけではない。それは、来春大学に進学するであろう下の息子の学資を貯めるため、仕事に没頭しているからで、とても趣味なんかに割く時間が無いのだ。強いて言えば、今の亀さんの興味はテレビと酒といったところだろうか…。

それはともかく、ラッセルの言うところの「興味」、これは、周りがやっているから、オレ(ワタシ)もというのは駄目である。少なくとも、自ら心から打ち込んでみたいと思ったことでなければ…。

それから、上に青線を引いた箇所、確かにラッセルの言うとおりなんだが、どことなくギブアンドテイクという西洋臭を感じてしまうのは、亀さんだけなのだろうか…。人間弱いもので独りだけだと弱気になるものだが、それでも我が道を行くという確固たる信念、孤高に徹する覚悟さえあれば、ギブアンドテイクなど関係ないはずである。

・宇宙と死後
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ラッセルの最終章にある2番目のメッセージは重い。赤線で示した「宇宙の市民」というのは、自分さへ良ければ後は野となれ山となれという、放知技の「蛆虫」やネオコンらには、到底、理解不能な世界だろう。

一方、青線で示した「別個な存在とは感じていない」という言葉には、深く考えてしまった。確かにその通りであり、いずれ拙ブログで記事にしたいと思う。

・人間
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ラッセルが『幸福論』を著したのは58歳の時。その後のラッセルは平和運動に熱心に取り組んだ。そのラッセルをして平和運動に駆り立てたもの、それこそ〝人間の持続〟に他ならない。つまり核戦争が勃発しようものなら人類は滅びかねない、というニュアンスが言外にあった。そうした「(人類滅亡)の危険」を避ける意味でも、ラッセルは平和運動に取り組み、人類の「明るい楽園」に向けて全力を傾けたのである。

2017年11月27日 (月)

民族の記憶

人生は冥土までの暇潰し
11月22日にアップされた飯山一郎さんのHP記事、『「国民あっての国家」 「国家あっての国民」』は、国家について改めて考えさせられる記事であった。特に強く印象に残ったのが、「国家とはイノチをつなぐ装置」という言葉…。何故にイノチをつなぐ装置なのかと戸惑った読者は、同記事で確認していただきたい。

飯山さんの記事がアップされた翌日の23日、NHKのBSプレミアムカフェが「千年の王宮 プラハ城~刻まれた民族の記憶」という、初回放送が2004年の番組を放送したのだが、最近希に見る優れた番組だった。何故なら、同番組を見るまでの亀さんのチェコ史の知識は、あたかも完成前のジグソーパズルのピースの如くバラバラだったのだが、同番組のおかげでチェコ史という、一つのジグソーパズル作品を完成できたからだ。

それだけではない。同番組を見ながら、自然と今の日本と較べている自分がいたのだし(たとえば、チェコを占領していたハプスブルク家を、最近まで官邸を牛耳っていたネオコンと重ね合わせる等)、国家とは何か、国家の中にあって国民はどうあるべきか、といった様々なことについて思索を重ねつつ、冥土までの暇潰しを如何に過ごすべきかについて、ある意味でヒントを提示してくれた番組となった。

以下、同番組で印象に残ったシーン…。

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水先案内人を務めた高校生のペトラ・トウショバーさんと、プラハ城ガイドのヤロミール・ボトゥーチェ氏

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チェコの礎を築いたヴァーツラフ1世(907 - 935)

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プラハの街を造ったカレル4世(1316 - 1378)

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16世紀前半から20世紀前半までチェコを支配していたハプスブルク家、その一人マリア・テレジア皇后(1717年5月13日 - 1780年11月29日)

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チェコスロバキア共和国の独立を勝ち取った初代大統領トマーシュ・ガリグ・マサリク(1850年3月7日 - 1937年9月14日)

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チェコをドイツに編入したアドルフ・ヒットラー

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ドプチェク、そして高校生トウショバーさんの父トウッシュ

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1968年8月26日に起きたプラハの春

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ベルリンの壁崩壊を受けて起きた1989年11月のビロード革命

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1989年12月29日、プラハ城でハヴェル大統領就任式

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かつては学生運動家だった父と語り合うトウショバーさん

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プラハ城に掲げられている旗のチェコ語の意味は「真実は勝つ」

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