田中龍作ジャーナル

2016年3月 3日 (木)

原発避難者の住宅支援打ち切りはオリンピックのためだった 政府「方針変わるものではない」

田中龍作ジャーナル

原発避難者の住宅支援打ち切りはオリンピックのためだった 政府「方針変わるものではない」
2016年3月2日 18:59

Da7121a9496e0667172673fca946f155
浪江町から兵庫県三木市に避難している女性。「オリンピックがあるから(「復興している」と)外に向かって言うために(私達を)福島に戻すのか?」と政府を追及した。=2日、衆院会館 撮影:筆者=

原発事故からまもなく5年が経つ。高濃度汚染水は海に流れ続け、いくら除染しても大地は元に戻らない。にもかかわらず、政府はあの手この手で「強制帰還」を進める。

 

 「被害者を切り捨てるな」。事故の被害者たちがきょう、国会内で政府と交渉を持った。(主催:「ひだんれん」原発事故被害者団体連絡会)

 

 交渉の中心議題は住宅支援だ。政府は来年3月末で支援を打ち切る方針を固めている。

 

 内閣府、復興庁、環境省、経産省、文科省・・・政府から原発事故に関係する省庁の役人およそ20人が出席した。ほとんどは権限のない若手官僚だ。

 

 官僚たちはウソと罠を交えながら復興がいかに進んでいるかを強調した。「除染はここまで進んでいる」「健康管理と不安対策も怠りない」・・・国家を背負うエリートたちは用意してきた文書をツラツラと読みあげた。

 

 福島の被災者たちは しきり と首をかしげながら政府の説明に耳を傾けた。質疑応答に移ると、被災者や議員は堰を切ったように政府に不信感をぶつけた。

 

 南相馬から横浜に避難している男性は身を震わせながら言った。

 

 「国は数すら数えようとしていないじゃないか。昨年、神奈川と埼玉で実態調べをしたら倍になった。国として真剣に実態を捉えていない。怒りを覚え る」 ― 受け入れ自治体が数えると、避難者の数が国の発表の2倍になるという意味だ。国は避難者の数を2分の1に「過少申告」しているのである。

26beb1124e86b928431e2bc5161001e5
まるで他人事のような若手官僚たち。彼らに血の通った行政を期待するのは難しそうだ。=2日、衆院会館 撮影:筆者=

寺田典城議員(維新)は諭すように言った。「安倍総理の言うアンダーコントロールは無理じゃないか。除染できれいになっていると言うが、あなた方そこで暮らせますか?」

 

 葛尾村から武蔵野市に避難している年配女性は真相を突いた―「子どもが166人、甲状腺ガン。なのに福島県は因果関係は認められないという。(避 難者は)何の根拠もなく東京に来ているのではないですよ。5年経ったから国が(支援を)打ち切りだとか、勝手に犯人が命令している」。

 

 「住宅支援の打ち切りは見直せないのか?」。国会議員や被災者が問い質したが、復興庁は「私どもの方針は変わるものではございません」と判で押したように答えるだけだった。

 

 国はなぜ福島への帰還を急がせるのか?

 

 ひたすら福島を歩き続けるジャーナリストの鈴木博喜氏が復興庁に質した(1月6日、被災者との交渉の席上)。

 

 「オリンピックまでに復興をアピールしたいから返すわけじゃないでしょうね?」と。

 

 復興庁原子力被災者生活支援チームは「(オリンピックは)国内外から注目を浴びる大会。復興できている点を海外にアピールする必要がある」と答えた。

 

 政府の本音が見えた瞬間だった。

F41203fd8924ac4c0e0f9f4eb0e9d563
自宅(いわき市)の庭を計測したら6,000ベクレルあった、という男性。帰還を前提にした福島県のアンケート調査のマヤカシを指摘した。=2日、衆院会館 撮影:筆者=

2015年10月22日 (木)

「アメリカ強欲資本」に吸い取られる日本国民の老後

田中龍作ジャーナル

「アメリカ強欲資本」に吸い取られる日本国民の老後
2015年10月21日 21:32

 

ずさんで悪質な年金運用を厳しく追及する山井和則議員。=21日、衆院会館 写真;筆者=

ずさんで悪質な年金運用を厳しく追及する山井和則議員。=21日、衆院会館 写真;筆者=

 「もう老後はない。30年間掛けてきた年金は 米金融資本に捧げたんだろうか?」。厚労省の答弁を聞くと、誰しもが思うだろう。

 きょう、国会内で民主党が厚労省と日本年金機構から「消えた年金」についてヒアリングした。

 老後を支える公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、大きな運用損を出しているのではないか、と巷間言われてきた。

 きょうのヒアリングで厚労省年金局の担当者は、10兆円の運用損(7~9月期)を出したことを認めた。

厚労省年金局の官僚は「10兆円の運用損失」について答弁すると苦悶の表情を浮かべた。そして気を失ったようにしばらく机にうつ伏した。=21日、衆院会館 写真;筆者=

厚労省年金局の官僚は「10兆円の運用損失」について答弁すると苦悶の表情を浮かべた。そして気を失ったようにしばらく机にうつ伏した。=21日、衆院会館 写真;筆者=

 ところが厚労省(塩崎恭也厚労相)は、これを奇貨として国民の老後を米金融資本に捧げる道に踏み出した。

 利回りの高い海外の『低格付け債』への投資を始めるというのだ。

 『海外の低格付け債』は「ジャンク(がらくた)債」と呼ばれ、将来、デフォルト(債務不履行)となる危険性がある。

 虎の子の年金が掛け捨てとなる恐れがあるのだ。このため投資不適格とされてきた。

 山井和則議員が「これまで年金積立金はジャンク債に投資してこなかったが…」と質した。

 厚労官僚からはア然とした答弁が返ってきた。「これまで投資不適格なものには制限をかけてきたが、制限を外したうえで柔軟に運用してもらう」と言うのだ。ものは言いようというが限度がある。

 ハイリスク、ハイリターンを狙おうというのだろうが、投資(年金)が返って来なくなったら、どうするつもりなのだろうか?

「強欲ゴールドマン・サックス(GS)は諸悪の根源だ」。人々はプラカードを掲げてGS本社にデモをかけた。=2011年、ウォール街 写真:筆者=

「強欲ゴールドマン・サックス(GS)は諸悪の根源だ」。人々はプラカードを掲げてGS本社にデモをかけた。=2011年、ウォール街 写真:筆者=

 海外の低格付け債権の運用を任せる受託機関の一覧表を見て納得がいった。ゴールドマン・サックスがあるのだ。

 ゴールドマン・サックスは、99%の人々の資産を搾り取る米強欲資本の総本山とも言える。

 2011年にはウォール街の公園を占拠(オキュパイ)していた人々がゴールドマン・サックス本社にデモをかけた。玄関前に座り込んだデモ参加者は、ほぼ全員がNY市警に逮捕された。

 ゴールドマン・サックスに代表される米金融資本がTPPで本当に狙うのは、日本国民の個人資産(簡保と年金)だ。農産物ではない。

 簡保は医療の自由化によりいずれ彼らの手におちる。年金もセッティングされた。

   ~終わり~

2015年8月24日 (月)

泉田知事と初会談 狼狽する田中・原子力規制委員長

田中龍作ジャーナル

泉田知事と初会談 狼狽する田中・原子力規制委員長
2015年8月24日 17:15

 

泉田知事は田中委員長に対して幾度も不信の目を向けた。=24日、原子力規制庁 写真:筆者=

泉田知事は田中委員長に対して幾度も不信の目を向けた。=24日、原子力規制庁 写真:筆者=

 一番会いたくない相手と とうとう 会うハメになった―

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が、きょう、泉田裕彦氏と会談した。新潟県知事ではなく全国知事会・防災委員長(※)としての泉田氏とである。

 泉田知事は「住民の避難対策が不十分なままの原発再稼働はありえない」として田中委員長に面談を求めていた。原子力規制庁の発足直後からだから3年越しとなる。

 しかし田中委員長は、避難対策は自治体が決めること、として面談を断り続けてきた。

 経産省資源エネルギー庁出身で、原子力行政の手の内を知る泉田知事は手強い。田中委員長は逃げていたのだ。

 きょうの会談でも攻める泉田知事に対して田中委員長は防戦一方だった。泉田知事はヨウ素剤の配布、SPEEDIの公開など避難にあたって必要なものを求めた。田中委員長からは明確な答えが返って来なかった。

 

落ち着きを失っていたのか。田中委員長の両手は、驚くほど早いテンポで踊った。=24日、原子力規制庁 写真:筆者=

落ち着きを失っていたのか。田中委員長の両手は、驚くほど早いテンポで踊った。=24日、原子力規制庁 写真:筆者=

 田中委員長はノラリクラリとかわせるものとタカをくくっていたのだろうが、そうは問屋が卸さなかった。3年間、業を煮やし続けた知事が強烈なアッパーカットを見舞ったのだ―

 泉田:「田中委員長が『原子力避難計画を作ること自体は規制庁の仕事ではない』と発言したと承知している…(中略)…山谷(えり子・防災担当)大 臣からも望月(義夫・原子力防災担当)大臣からも『(それは)規制庁の仕事なのでお伝えしておきます』言われている。このあたりの仕事は規制庁の仕事と考 えてよろしいか?」

 田中:「いや、必ずしも私がここで一存で決められることではないので、検討させて頂く・・・」

 泉田:「(緊急時の避難作業において労働安全法と原子力災害対策指針との法整備が必要なので)勧告権の行使をしていただけないでしょうか?」

 田中:「いや、勧告権というのは、法的には私ども持っていますけど、やたらとそれなりに意味のある勧告でないと。勧告したけれども、勧告しただけでは私としても本意ではない」。

 田中委員長の答えは理屈になっていなかった。声はふるえ、時おり吃った。手は机の上でバタバタと躍った。明らかに狼狽していた。

 田中委員長にとっては途方もなく長い30分間だった。面談の後、泉田知事だけが、ぶら下がり記者会見に応じた。

 「勧告権をなぜ使わないのか、相変わらず分からなかった。必要なものは各省庁に勧告権を行使してほしい」。泉田知事は田中委員長の消極的な姿勢を批判した。

田中委員長は「(弾道ミサイルが原発を直撃するケースは)規制にない」と答えていた。参考人席・最前列中央が田中委員長。=7月29日、参院安保特委 写真:山本太郎事務所=

田中委員長は「(弾道ミサイルが原発を直撃するケースは)規制にない」と答えていた。参考人席・最前列中央が田中委員長。=7月29日、参院安保特委 写真:山本太郎事務所=

 筆者は質問した―「田中委員長の姿勢からは、原発を動かすことの危機感、万が一の事故があった時の危機感が感じられたか?」と

 泉田知事は次のように答えた―

 「規制委員会のミッションは何なのか? 制度設計をした際に規制委員会の果たすべき役割は国民の生命・安全を守ること。(なのに)住民目線というところのお話が必ずしも伝わってこなかったなというのが印象だった」

 「住民の健康を守るという視点で何が必要か、まず勧告を出すという姿勢がないと。政府から独立して勧告を出すという本来の役割が果たせないんじゃないか。規制委員会は独自の立場で言えるという事でないと保安院時代と変わらない」。

 7月29日、山本太郎議員が国会で弾道ミサイルが原発を直撃した場合の被害を質問したところ、田中委員長は「(そうしたことは)規制にない」と答弁した。この問題について筆者は知事に聞いた。

 泉田知事が明快に答えた―

 「政府部内を規制委員会がしっかり統括するしくみができていない。原発が攻撃されたらどうなるかという被害想定を外務省が過去やっている。内部文書も存在している」

 「田中委員長が知らないということであれば、日本の原発の安全性の確保というのは、一体どうなっているのか?」

 住民の安全を第一に考える泉田知事と見切り発車で原発を再稼働させた田中委員長の初顔合わせ。この会談で原子力行政のいい加減さがモロバレになったことは、じつに“有意義”だった。

 ~終わり~

 ※
正式名称は「全国知事会危機管理・防災特別委員会委員長」。

2015年4月15日 (水)

原子力規制委員長 「(司法には)事実誤認がある」

田中龍作ジャーナル 

原子力規制委員長 「(司法には)事実誤認がある」
2015年4月15日 21:59

C2488390716565d39fb6ef3a1448b424「こんな議論をいくらやってもしょうがない」「裁判の世界に任せたい」… 田中委員長は福井地裁の決定について突っ込まれるのを嫌がった。 =15日、 原子力規制庁 写真:筆者=

 「緩やかに過ぎ、合理性を欠く」。福井地裁から真っ向否定された原子力規制委員会の規制基準。

 一夜明けたきょう、田中俊一委員長は定例記者会見に臨み、「規制基準を見直す考えはない」「(裁判所の決定には)事実誤認がある」と話した。

 『週刊金曜日』が「ユルユルな基準でドンドン再稼働が止められる事態になっても(基準を)見直さないのか?」と質問した。

 田中委員長は「見直す考えはない。かりにそうなった場合(あちこちの裁判所で再稼働を止める判決、決定が出た場合)、社会的に考えることはあるかもしれないが、今ただちに変えようとは思わない」と答えた。

 筆者は「規制委員会の基準は(福井地裁の決定によって)科学的に否定されていますよね」と尋ねた。

 田中委員長は「(福井地裁の決定には)事実誤認がある」と答えた。

 フリーランスの上出義樹記者が「事実誤認とはどの箇所か?」と畳みかけると、田中委員長は「給水施設、外部電源・・・」と幾つか挙げた。

45dcf7a68657b9eac68e9e183f79824a福井地裁は「本件原発の安全性は確保されていない」と判断し、再稼働を差し止めた。=14日、福井地裁前 写真:筆者=

 厳しく追及したのは『週刊金曜日』とフリーランスくらいだった。

 某テレビ局の記者は業界の立場を慮る質問をした―

 「規制基準を一生懸命守ってクリアした事業者、関西電力の立場に立ってみれば再稼働のスイッチを押せないことになった」「ハシゴが外されてしまうと、業界としては今後何を守っても再稼働できないとすれば、彼ら(業界)はどうすればよいのか?」と。

 きょうの記者会見で、田中委員長はいつものように「世界最高レベルの安全基準」と自信を示した。

 「(福井地裁の決定は)行政やその他の手続きに差し障りがあるものではない」「粛々と進める」などとも述べた。

 監視役のトップである原子力規制委員長がユルユルの規制に満足しているようでは、「安全神話・第二幕」が開きそうだ。

 
 ◇
『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。取材制作にはコストがかかっています。

2015年3月30日 (月)

古賀茂明氏、単独インタビュー ~官邸編~

  田中龍作ジャーナル

古賀茂明氏、単独インタビュー ~官邸編~
2015年3月30日 17:28

 

報ステで紹介したガンジーの言葉。「言い続ける」古賀氏のスピリットがここにある。=29日、三重県松阪市 写真:筆者=

報ステで紹介したガンジーの言葉。「言い続ける」古賀氏のスピリットがここにある。=29日、三重県松阪市 写真:筆者=

 安倍政権によるメディアコントロールは、かつてないほど巧妙で強権的だ。前回のテレビ朝日編に続き、真実を語れば圧殺されてゆく状況を古賀氏が明かす。

田中:官邸からはいつ頃、どんな圧力がかかりましたか?

古賀:証拠があるのは、菅官房長官が側近に報道ステーションの話をするとか、そういうのは去年の秋くらいからあった。

選挙の前には篠塚報道局長が、現場に「選挙があるのに古賀なんか出していいのかな?」と言ったりしたそうです。「何でですか?」と現場が聞くと「いや、ダメだとは言ってない」。

そういうのを聞いたから、僕が篠塚局長に尋ねると「そんなことは言ってない」。「だけど、一般論として選挙の前だから気をつけなくちゃいけない」。

(1月23日の報道ステーションで)I am not ABEと言った時は、官房長官の秘書官が、テレ朝の報道局幹部にメールをしたと聞いています。

その後、「反翼賛の声明」というのを出した時、あれについて、官房長官会見の時に質問した記者がいるそうです。表現の自由が抑圧されてるとか。

菅官房長官は、僕の名前は言わないんだけど、「最近TVでとんでもないことを言った人がいる。報道の自由をはき違えている。そういうコメントができるのも、まさに表現の自由があるからですよね」って言ったそうです。

その後、ぶら下がりのオフレコ会見でやりとりをした。オフレコだからメモをしちゃいけないんだけど、複数社いるからメモが僕の所に来るんです。

菅官房長官がそこで何て言ったかというと「俺は本当に頭に来た。俺だったら放送法違反って言ってやったのにな」というようなことを言ったそうです。

官房長官の秘書官も文句言ってるんだけど「放送法違反だ」までは言ってないんです。政府の要人が「放送法違反だ」と言ったら免許取り消しの脅しになる。

秘書官はバカじゃないから言わないわけです。官房長官の秘書官はテレ朝の中にいるお友達に「ひどい話だね」と。だけど菅さんはそういうメモが回ることを計算して(わざと)言ったわけです。

ということは「俺は許していないからな」という脅しなんです。テレ朝への脅しにもなるし、僕への脅しでもあって。そこで黙っちゃうんですよ、普通の人は。

選挙の時に放送局に自民党から手紙(圧力文書)が来たじゃないですか。みんなテレビ局はひた隠しに隠していた。普通にニュースとしてやればいいじゃないですか。

それを上杉隆さんとかが公開(暴露)して、それでもテレビ局はやらない。官邸から見ればヨシヨシと。こいつら(テレビ局は)俺のいう事を聞くんだと。

「I am not ABE」。古賀氏の姿勢を支持する人々の合言葉ともなっている。=29日、フォーラム4の公開対談会場(松阪市) 写真:筆者=

「I am not ABE」。古賀氏の姿勢を支持する人々の合言葉ともなっている。=29日、フォーラム4の公開対談会場(松阪市) 写真:筆者=

大人しい発言をしていたんじゃ、向こうの言いなり。その逆を行かなければいけないなと、だから菅さん(官房長官)のことも言ったし、I am not Abeともう一回言った。

1月23日は口で言っただけだが、今度は絶対止めないからねという意味であれ(紙)を出したんです。だからあそこまでやったんです。

みんな勘違いしてるけど、僕が安倍さんをキライで、首になるから腹いせにやったんだということではなくて。

最後に言いたかったのが、ガンジー。ひとつは常に自分に言い聞かせてることなんだけど、自分に圧力がかかったから、ちょっと大人しくしようと、仕事がなくなるからと。そうやってみんな変わっていってしまうんです。

その時に圧力を受けて、押さえているとそのうちに恥ずかしいと思わなくなっちゃう。

施政方針演説で「列強をめざす」といわんばかりのことを言ったり、最近では「わが軍」発言。これらは昔なら国会は止まるし、マスコミは大騒ぎになる。ところが今ではニュースにならない。

最初は圧力で負けているんだと思っていた。じゃ、社内でそんなことやるな、と自粛の通達が出ているのかと思うとそんなこともないんですよ。

要するに、問題だと感じなくなっちゃった。それがこれ(ガンジーの言葉)なんですよ。これ。なんであそこまでやるんだろうと言われるんだけど、それをやってなかったら自分が変わっちゃうんですよ。できなくなっちゃう。

(先の戦争の時は)特高がいて、治安維持法があって、がんじがらめになっていた。仕組みができてた。ところが今そんなものないんですよ。なんとなくの雰囲気でね、安倍さんに逆らうと仕事がなくなるとか、損するという雰囲気ができている。

で、やっているうちに皆がマヒしちゃう、ということが起きている。まずはこの言葉のとおり「自分が変わらないため」にも言い続けなきゃいけない。

そういう人が一人でも増えていけば変わるかもしれないけど、どんどん減っているなかで、もう少し大人しくしていれば影響力があるチャンスをもらえる。

でも影響力があっても、言えなくなっちゃうんですよ。自分が変わっちゃう。だからクビって決まってましたけどね、私はそうやって言い続けたということです。  

 ~終わり~
 
  ◇
カッコ(  )の中は田中が挿入した言葉です。

2015年3月29日 (日)

古賀茂明氏、単独インタビュー ~テレビ朝日編~

  田中龍作ジャーナル

古賀茂明氏、単独インタビュー ~テレビ朝日編~
2015年3月29日 22:03

‘I am not ABE’ 番組で使ったフリップは古賀氏自らが作成した。=29日、三重県松阪市 写真:筆者=

‘I am not ABE’ 番組で使ったフリップは古賀氏自らが作成した。=29日、三重県松阪市 写真:筆者=

 I am not ABE。テレビ朝日の報道ステーションで安倍政権を批判したため、官邸に圧力をかけられ、番組を降板させられた元経産官僚の古賀茂明氏が『田中龍作ジャーナル』の取材に応じた。

 

 前・後編に分けてインタビューを再現する。前編は古館キャスターがいかにしてテレビ朝日の軍門に下ったか。

田中:番組が終わってテレビ朝日から外に出てくるまで大変長い時間がかかっていましたが。

古賀:つるし上げっていうか、帰してもらえなかった。まず、最初のCMの時、現場で一番偉い人(若林統括プロヂューサー)が来て、「古賀さん、なんでそんな打ち合わせにないことを言うんですか?」って言うから、「打ち合わせにないことを言っちゃいけないんですか?」

紙に「打ち合わせにないことを話してはいけないと若林プロデューサーは言ったということでいいですね」と(書いて)聞いた。

途中で、「こういうことやめましょう」とか古館さんがワーワー言うわけです。「こんなことやってたって視聴者の方わかりませんよ」と(古館キャスターが)言うから、「いや分かる人とわかんない人がいる」(と古賀氏は言った)。

田中:古館さんが番組最後に言った「古賀さんのコメントには承服しかねる」の一節が間違いなく局から出たなと思ったのは、翌日テレビ朝日が会社としてコメント出したが、あれとまったく一緒。

古賀:私はそこは見ていないので、はっきりは分からないのですが、後で聞いた話では――

一番最後の為替とかやる前に、篠塚報道局長がサブスタジオかなんかに入って来てスタッフを呼んで、「こういう事(『古賀さんのコメントには承服しかねます』を読め」と書いた紙を古館さんに渡したらしいんです。古館キャスターはそれを書き写して最後に読み上げた。

だから、彼は言わされてるわけなんです。彼のほうが弱いんですよ。(テレビ朝日)早河会長とかから比べれば全く弱い立場。

古賀氏は「フォーラム4」の公開対談で松阪市を訪れた。「改革はするが戦争はしない」国を目指す。=29日、クラギ文化ホール楽屋 写真:筆者=

古賀氏は「フォーラム4」の公開対談で松阪市を訪れた。「改革はするが戦争はしない」国を目指す。=29日、クラギ文化ホール楽屋 写真:筆者=

古賀:普通は、あんな大看板のメインキャスターだったら相当ワガママを言える。僕を出すかどうかはたいした問題じゃなくて、テレ朝の最大の問題はプロデューサーを変えるということ、恵村さんというコメンテーター(朝日新聞編集委員)を変えること。

去年からそういう動きがあって、1月の初めには全部決まってたんです。(にもかかかわらず)こないだの木曜日か金曜日まで隠してた。後ろめたいからですね。

早河会長は安倍さんと食事をしたりしてべったりですからね。佐藤会長は古館プロダクションを仕切っている人で、古館さんはその影響下にある。

古館さんは前回(出演の時)楽屋で平謝りだったんですよ。要は、自分は何にもしませんでしたと。

何を謝ったかというと、僕(古賀)を出さないことだけじゃなくて、「自分(古館)は局がやろうとしていることに一切異論を唱えなかった」と。

つまり議論して負けたんじゃないんですよね。彼は「わざと知らないふりした」と言ったんですよ。プロデューサーを首にすることとか、恵村さんを変えるということとか局側に一言も(異論を)言わなかったんですよ。とにかく軍門に下ったんですね」。

一番驚いたのは(古館さんが)放送で「結構我々もいい番組やってるでしょう」と。あれはぜんぜん逆でいい番組を作っているのはプロデューサーなんです。

ビデオはプロデューサーが戦って戦って、いろんな横やりを全部蹴飛ばして(作った)。逆に古館さんはむしろ逆の姿勢で「こんなことはやりたくない」とか「それはやり過ぎじゃないか」(と言う)。毎日トラブルですよ。

だから、4月に入っても(古館キャスターは)しばらく政府を批判したようなこと言いますよ。批判されるから。

報道ステーションの特集企画、村山談話、川内原発、沖縄とかすばらしい特集はプロデューサーががんばってやってる。だけど古館さんは村山談話の時なんかびびっちゃって。「やっぱり村山さんと反対意見の人もちゃんと呼んでやるべきでしたね」。とか。

 次回は、虎とキツネが同居したような「アベ官邸の陰湿な脅しと報道統制」について古賀氏が赤裸に語ります。

 ◇
『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。

取材制作にはコストがかかっています。

2015年3月20日 (金)

原発輸出追及され動画撮影禁じた経産官僚  

田中龍作ジャーナル

原発輸出追及され動画撮影禁じた経産官僚  
2015年3月19日 22:13

「撮影するなっ」。公務中でしかも国会内であるのに自分たちを写させまいとする経産官僚。つかみかかって来るようだった。=19日、参院会館 写真:筆者=

「撮影するなっ」。公務中でしかも国会内であるのに自分たちを写させまいとする経産官僚。つかみかかって来るようだった。=19日、参院会館 写真:筆者=

 

話が核心に触れると経産官僚たちは急にピリピリし始めた。スチールカメラを持つ田中には「後ろから撮影するな」と言い、フリージャーナリストがビデオカメラで正面から撮影することさえ許さなかった。

 核心とはベトナム・ニントゥアン第2原発をめぐる調査費のことである。「低炭素発電産業国際展開調査事業」という名前の事業に、2009年度と2011年度で計25億円がついた。

 2009年度は日本原電1社だけが応札し、2011年度は日本原電との随意契約だった。

 日本はベトナムとの間で原子力協定を締結しており、原発建設(輸出)の優先的交渉権を持つ。「低炭素発電産業国際展開調査事業」という長たらしい名前の事業は原発輸出のための調査だ。

 25億円の出所は税金である。環境団体などが2013年8月、収支報告書の開示を求めて経産省と交渉した。

 きょう改めて、原発輸出をめぐり経産省、財務省との交渉が持たれた(主催:FoE Japan、グリーンアクション、JIM-NET)。ヨルダン、インド、ロシアといった海外の環境運動活動家も出席した。

 FoE Japanの満田夏花・代表は「トルコのシノップやベトナムの調査が終わっていれば事業報告書を開示してほしい」と迫った。

 経産省・資源エネルギー庁原子力政策課の鬼塚貴子課長補佐は「情報公開法にのっとり開示するので請求してほしい」とかわした。同僚の経産官僚(写真上段)が「撮影するな」と眉を吊り上げたのは、この質疑応答の最中だ。

リトアニア国民からのレターを見せながら日本の原発輸出を追及するロシアの環境活動家。=19日、参院会館 写真:筆者=

リトアニア国民からのレターを見せながら日本の原発輸出を追及するロシアの環境活動家。=19日、参院会館 写真:筆者=

 

経産省との交渉が持たれた2013年8月には、すでに「敦賀原発2号機」の下に破砕帯が走っていることが確認されていた。日本原電は経営危機さえ囁かれていたのである。

 交渉の席上、福島みずほ議員は「日本原電を救済するのか?」と追及した。

 日本原電の役員には東京電力の現社長・廣瀬直己氏を始め、電源開発(J-POWER)現社長の北村雅良氏、関電元社長、元経産官僚などが顔を揃える。電力会社と経産省のために存在する原子力発電会社なのである。

 天下り先である電力会社の意向を汲んだ政策を実施するのが経産省の仕事だ。ベトナムへの原発輸出で日本原電に有利な計らいをしたとしても不思議はない。

  ~海外の活動家も呆れる官僚のオトボケ~ 
 
 きょうの交渉ではロシア・ベローナ財団のアンドレイ・オザロフスキー氏がリトアニアへの原発輸出を追及した。

 日立はリトアニア政府と原子力発電会社を運営する事業会社を設立することで合意している。リトアニアへの日本の原発輸出は現在進行形で進んでいるのだ(※)。

 オザロフスキー氏は「リトアニアで日本政府が実際に進めているプロジェクトはあるか?」と質問した。

 財務省国際局開発政策課の岡崎洋太郎課長補佐の答えがふるっていた―「産業界でどうしているかは承知していない。現時点でリトアニアに対して特段の情報はない」。

 日本政府との交渉の後、記者会見が持たれた。オザロフスキー氏によれば「経産省はきょう(19日)リトアニアの首都ビリニュスで原発のプレゼンテーションを行う」という。財務省の岡崎課長補佐は すっとぼけて いたのだろうか。

 「官僚は(私の質問に)まったく反応しなかった。日本政府が原発輸出を推進しているのに…」。オザロフスキー氏は半ば呆れ、半ば憤っていた。

 福島の例が示すように原発は一旦事故が起きてしまったら、収拾がつかなくなる。

 収支報告書も出さず、プレゼンテーションも明らかにしない。原発輸出は秘密とウソで固めなければ成し遂げられないところに来ているようだ。

  ◇
 ※
リトアニアでは原発建設の是非を問う国民投票が2012年10月に実施されたが、法的拘束力はない。建設計画が進んでいる理由だ。

 ◇
『田中龍作ジャーナル』は読者のご支援あればこそ続けて行けます。取材制作にはコストがかかっています。

2015年2月18日 (水)

パスポート没収は安倍官邸の意向だった

田中龍作ジャーナル

パスポート没収は安倍官邸の意向だった
2015年2月18日 17:53

フリーカメラマン杉本祐一さん。先例作りのために官邸から標的にされた感がある。=18日、参院会館 写真:筆者=

フリーカメラマン杉本祐一さん。先例作りのために官邸から標的にされた感がある。=18日、参院会館 写真:筆者=

シリア取材を計画していたフリーカメラマンのパスポートを外務省が回収したのは、官邸の意向を踏まえた決定だったことが分かった。

 きょう、参議院会館で開かれた「旅券返納問題を考える」緊急集会で、福島瑞穂議員が明らかにした。

 福島議員が外務省と警察庁に折衝した結果、判明した。それによると―

 外務省がフリーカメラマン杉本祐一氏(新潟市在住)のシリア渡航計画を認識したのは2月5日。前日(4日)の新潟日報の報道を受けてのものだった。
      ↓
 翌6日午前中、杉田和博官房副長官が外務省に対して官邸に来るように要請。
      ↓
 夕方、外務省の三好真理領事局長が官邸に出向き、杉田官房副長官に事情を説明。
      ↓
 外務省は官邸の意向を踏まえ、その場で「旅券返納命令」を決定。
 ―福島議員の証言ここまで

返納命令の発令日は2月6日(画面右上)。三好領事局長が説明のために官邸に出向き、官邸が杉本さんからの旅券回収を決めたとされる日だ。

返納命令の発令日は2月6日(画面右上)。三好領事局長が説明のために官邸に出向き、官邸が杉本さんからの旅券回収を決めたとされる日だ。

 翌7日、外務省旅券課職員が新潟に出向いて杉本さんにパスポートを返納させた。

 マスコミ報道によると、外務省と警察庁が再三に渡って渡航の自粛を要請したが、杉本氏が拒否したため返納を命じたとしている。だが、それは安倍官邸の意向だったのである。

 福島議員は「戦争法案(集団的自衛権行使のための関連法案)が通った後、フリーランスが(現地に)行くのが難しくなる。何が起きているのか、大本営発表以外に(国民は)知ることができなくなる」と警鐘を鳴らす。

 集会には新聞労連の新崎盛吾委員長も出席した。共同通信の記者だった新崎委員長はイラク戦争(2003年)で大手マスコミが撤退した後、フリーランスの情報を頼りにしていたという内幕を明かしながら次のように話した―

 「安倍政権は秘密保護法を運用していくなかで “報道の自由を侵害しない” と言いつつも、法律の恣意的な解釈によって “自由を侵害できるんだ” ということを見せつけた」。

 パスポートを取り上げられた杉本さんは「戦争が起きるとこうなるということを伝えたかった…(中略)ネオナチ政治の始まりだ」と表情を硬くした。

2015年2月12日 (木)

「我々は自粛しない」 翼賛体制に抗議 言論人1,200人が署名

田中龍作ジャーナル

「我々は自粛しない」 翼賛体制に抗議 言論人1,200人が署名
2015年2月9日 23:18

F7f005af09541c570b03086df504b561『イスラム過激派より怖い安倍政権』-「権力は風刺を一番嫌う」とマッド・アマノ氏。=9日、参院会館 写真:筆者=

 イスラム国による人質事件は、湯川さんと後藤さんの殺害が明らかになると、安倍首相の唱える「テロとの戦い」がすべてに優先される風潮をもたらした。翼賛体制の下地が整いつつある。

 これでは表現の自由が奪われてしまう。強い危機感を抱く言論人、表現者ら1,200人がきょう「翼賛体制の構築に抗する声明(※)」を発表した。

 1,200人のなかには著名な言論人も含まれる。呼びかけ人が本人確認のため、作家の中沢けいさんに連絡を取ったところ、次のようなコメントが返ってきた―

 「積極的に名前を連ねたのは初めて。ここで言論人がスクラムを組まないとこの国はダメになってしまう」。

  声明に署名した作家、憲法学者、元官僚、ジャーナリストらが、午後、国会内で記者会見を開いた。
 
 「I’m not Abeと言おう」…人質事件をめぐる安倍首相の対応をテレビ朝日の番組で批判した、元経産官僚の古賀茂明さんも出席した。

71bd0d56304bc302350c87fd195385c8「70数年前もこうして物言えぬ空気が作られ我々の国は破滅へ向かったのではなかったか」声明文より。=9日、参院会館 写真:筆者=

 古賀さんは「独裁と戦争へ向かうにはホップ・ステップ・ジャンプがある」として次のように説明した。

 「ホップは報道の自由への抑圧。ステップは報道機関自身が体制に迎合する。ジャンプは選挙(勝利)による独裁政権の誕生。今はステップの段階に来ている」。

 とはいえ反乱もある。安倍政権に最も近い報道機関であるNHKのプロデューサー1人とディレクター1人が声明に署名した。それも実名だ。明らかになれば左遷は免れないだろう。

 ディレクター氏は悲壮なまでの決意を表した。「日本がいかに個人を守らない国かが分かりました。そればかりかこの機会を利用して戦争ができる国になろうとしている。大変危険な局面に来ている。微力でも口を閉ざすことなく言いつづける必要がある」。

 声明は次のように謳っている―
「非常時であることを理由に政権批判を自粛すべきだという理屈を認めてしまうなら、原発事故や大震災を含めあらゆる非常時に政権批判をすることができなくなってしまう・・・(中略)

 問題なのは、政権批判を自粛ないし非難する人々に、自らがすでに「翼賛体制」の一部になりつつあるとの自覚が薄いようにみえることである」-(声明ここまで)

 「人質殺害」に乗じたショックドクトリンに騙されてはいけない。民主主義を守れるのか。それとも軍国主義へと向かうのか。今が分水嶺だ。

  ◇
(※)声明文

http://ref-info.com/wp-content/uploads/2015/02/

2015年1月17日 (土)

サザン桑田氏、抗議団体が問題にしない部分まで踏み込み謝罪

田中龍作ジャーナル   

Photo_2

サザン桑田氏、抗議団体が問題にしない部分まで踏み込み謝罪
2015年1月16日 19:31

Cf19c99f36be66f0c47279ab4da1429bグループの抗議は「国体」と「不敬」に絞られていたのだが。=11日、サザンの事務所前 写真:筆者=

「不敬か、表現の自由か」をめぐる問題は、サザンオールスターズの桑田氏側が謝罪する格好になった―

 

 昨年末、横浜アリーナで行われたサザンオールスターズのステージで、リーダーの桑田佳祐氏が紫綬褒章をオークションにかける真似をしたことなどが、ごく一部の人々から不敬だと批判されていた。 

 

 日章旗を掲げるグループは11日、サザンオールスターズが所属する事務所アミューズ(渋谷区)の前で、桑田氏の謝罪を求める街宣活動を繰り広げた。

 

 街宣活動のあと、彼らはステージでの演出の真意などについての説明を求める公開質問状をアミューズあてに出した。回答の期限は5日以内だった。

 

 期限切れ目前の15日夕、アミューズと桑田佳祐氏は連名で事務所のHP上に謝罪文を掲載した。

 

 謝罪文の“充実”ぶりには驚くばかりだ。日章旗を掲げたグループが問題にしていない所にまで踏み込んでいるのだ。

 

 グループは桑田氏がつけた「チョビヒゲ」や「ステージ上で上映されたデモなどのニュース映像」については触れていない。グループがこだわったのは「国体」と「不敬」なのだ。

03a432e13751859b1b72040d807f4a51          20人前後の小規模な抗議活動だった。=11日、渋谷区 写真:筆者=

だが桑田氏側はわざわざ「チョビヒゲに他意はない」「ニュース映像は緊張が高まる世界の現状を憂い」などと説明しているのだ。

 

 桑田氏の演出意図はともかく「チョビヒゲ」がヒトラーと安倍首相をかけたものと“解釈”できる。

 

 ステージで上映された中韓の反日デモは、安倍政権のタカ派的姿勢に反発するものだ。

 

 ゆえにだろうか。桑田氏側の謝罪文は、安倍政権に配慮し過ぎた内容なのである。

 

     ~右翼や政治家からの圧力なし~

 

 安倍政権の好戦的な姿勢を揶揄したとの指摘がある「ピースとハイライト」の歌詞についても、アミューズの広報担当者によれば、批判的な意見が電話で何件か寄せられたという。

 

 普通の人々が「ピースとハイライト」の歌詞について、わざわざ事務所まで抗議の電話を入れたりするだろうか? ネトウヨであることは容易に察しがつく。

 

 前出の広報担当者によれば、右翼や政治家からの圧力はなかったという。だとすれば桑田氏と事務所は、安倍政権の意向とグループの抗議を忖度し過ぎたことになる。

 

 桑田氏ほどの大物が、取るに足りぬ揚げ足取りに屈したことの影響は小さくない。他のアーチストの表現の自由が、この先奪われないことを祈るばかりだ。

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

どんどん和尚のブログ | 大気拡散予測 | CuRAZY | donのブログ | KABASAWA YOUHEI BLOG | newsポストセブン | Nuclear F.C : 原発のウソ | simatyan2のブログ | Sputnik 日本 | THE HUFFINGTONPOST | wantonのブログ | ☆YAMACHANの@飛騨MAVERICK新聞 | あいば達也 | いかりや爆氏の毒独日記 | おすすめサイト | お知らせ・情報 | かっちの言い分 | きのこちゃん | くろねこの短語 | ずくなしの冷や水 | その他 | たむごん | つぶやきいわぢろう | とある原発の溶融貫通(メルトスルー) | とらちゃん | ひとりごとぶつぶつ | まっちゃんのブログ | まるこ姫 | みんな楽しくHappyがいい♪ | アロイアからの伝言2 | ウィンザー通信 | カイトのブログ | カナダde日本語 | カレイドスコープ | サンスポ | ジャーナリスト堤未果のブログ | スポーツ | ダイヤモンドオンライン | ドリアン大将 | ニュース | ネットゲリラ | ハイヒール女 | フランスねこ | マスコミに載らない海外記事 | ミクロネシアの小さな島・ヤップより | ロシアの声 | 世界の裏側ニュース | 乳酸菌 | 人生は冥土までの暇潰し | 低気温のエクスタシーbyはなゆー | 健康になるためのブログ | 八木啓代 | 原発事故・放射能 | 国会傍聴記by下町の太陽 | 天木直人 | 天皇陛下 | 小沢一郎 | 山本太郎 | 山科恭介 | 戦争はなぜ起きるのか | 放射能・瓦礫問題 | 放知技 | 政治・経済 | 政経徒然草 | 文殊菩薩 | 新井信介 | 新華社 | 旅行・地域 | 日々坦々 | 日々雑感 | 日々雑感 iza | 日刊SPA | 日刊ゲンダイ | 日本が好き | 日記・コラム・つぶやき | 時事通信 | 晴天とら日和 | 晴耕雨読 | 暗黒夜考 | 書籍・雑誌 | 杏仁タイチー | 村野瀬玲奈 | 東京新聞 | 東京江戸川放射線 | 板垣 英憲 | 森ゆうこ | 植草一秀 | 民間人です | 涅槃 | 独りファシズム_ | 生き生き箕面通信 | 田中龍作ジャーナル | 疲労困憊したおじさんのブログ | 皇室 | 真実を探すブログ | 真白りょう | 社会 | 神保哲生 | 神州の泉 | 福島の悲劇を二度と繰り返さないために | 福島民報 | 秋場龍一 | 秋場龍一のねごと | 経済・政治・国際 | 自民党的政治のパンツを剥ぐ | 芸能・アイドル | 芸能・エンタメ | 藤原肇 | 見るべきほどのものは見つ | 逝きし世の面影 | 速報 | 週刊金曜日 | 選挙 | 里子 | 里子の☆ラウンジ | 阿修羅 | 陽光堂主人 | 集会・デモ告知 | 音楽 | 飯山一郎 | 黄金の金玉

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト

amazon&shop

  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機14畳用 FU-A51-W
  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機 8畳用 FU-A30-W
  • 横田めぐみさんと金正恩
  • SHARP サイクロンクリーナー ベージュ系 EC-CT12-C

カテゴリー

無料ブログはココログ