« いま,安倍総理を失う訳にはいかない!  | トップページ | 国家あってこそ!平穏な暮らしが保たれる  »

2017年10月17日 (火)

ピョートル大帝 

人生は冥土までの暇潰し
拙稿「あの行政調査新聞も…」で行政調査新聞の最新記事、「突風が吹き荒れる東アジア」を取り上げたが、ウラジオストックで開催された東方経済フォーラムで、プーチン大統領が安倍総理に妖刀村正の短刀を贈った背景について、同紙が以下のように書いていたのを覚えている読者も多いことだろう。

短刀は鍔のある小刀とはちがい、一般的には霊的護身用と考えられている。プーチンは何を考えて返答品に短刀を選んだのだろうか。さまざまな憶測が流れて10日余、9月18日の朝刊各紙のトップに「解散総選挙」の文字が躍った。


と、同紙は妖刀村正の短刀を今回の総選挙と結びつけて書いてるのだが、果たして本当なのだろうか?

ここで、飯山一郎さんの以下の記事にあるように、プーチン主導の東アジア百年の計を念頭に置けば、それに向けた基盤固めという意味では、妖刀村正の短刀と今回の総選挙を結びつけた同紙の見方は正しい。しかし、同紙は目先の総選挙と結びつけただけで、プーチンと安倍との間で交わされた、東アジア百年の計に考えが及ばなかったのは惜しい。
プーチンが『妖刀・村正』を安倍晋三に送った意味

それから、同紙の以下の記述…。

プーチンは、米国トランプの状況も、米国に引きずられる安倍晋三の立場も明確に理解しているだろう。――安倍の最大の敵は身近にいる。いま安倍に必要なものは霊的護身だ。それが名刀村正の短刀の意味だったのではないだろうか。


同紙が語る「身近な最大の敵に対する霊的護身」ということだけが、妖刀村正の短刀に籠められた意味ではない。時の徳川幕府が忌避した妖刀村正の短刀で、今の日本の幕府、すなわち「横田幕府」を倒せというプーチンのメッセージが、暗に籠められていたのではないだろうか。

17101700

ところで、プーチンが最も尊敬しているというピョートル大帝について、同紙は以下のように述べている。

ピョートル大帝(ピョートル1世)とは17世紀末から18世紀初頭に活躍したロシアの皇帝である。ピョートルはオランダ外遊中に日本を知り陶磁器や絵画に巡り合う。まだ欧州に「ジャポニスム(日本心酔主義)」が芽生えていないころ、ピョートルは日本文化の虜になった。
ピョートルは海軍を創設し、バルト海を掌握、黒海から地中海に勢力を伸ばすいっぽう、清(中国)との国境を画定し、部下のベーリングに命じてアラスカ探検を行わせている。
ベーリングは当初カムチャッカの先にあるエゾを探したが見つけられなかった。ベーリングが到達出来なかったエゾ探検を命じられたアトラーソフは、カムチャッカで監禁されていた漂流日本人伝兵衛を発見、モスクワに連行する。伝兵衛と接したピョートル大帝は礼儀、しぐさから日本人の文化を理解し、勅令によりロシアの若者数名に日本語学習と日本文化習得を命じる。以降も千島、樺太周辺に漂着する日本人を招き日本研究を行っている。ピョートルの遺志を継いだ女帝アンナの時代に漂着民ゴンザの手により世界初の『露日辞典』が完成するがその日本語はゴンザの故郷薩摩弁だった。
プーチンが「尊敬するのはピョートル大帝」と語る言葉の裏に、ロシアの、いやプーチンの対日政策の基本姿勢が見えてくる。


優れた記述だとは思うが、残念ながら同紙のピョートル大帝についての理解が浅い。これでは、いかにもピョートル大帝は単なる日本贔屓の大帝、という人物像しか思い浮かばないではないか…。

ピョートル大帝は二度にわたって、世界各国を歴訪した人物であり、同大帝の〝贔屓〟というか関心の的は、日本のみならず全世界、殊にヨーロッパに及んでいたのだ。

もし、行政調査新聞が東アジア百年の計を正確に見抜いていたら、そしてピョートル大帝の肚、すなわち同大帝のロシアの近代化に懸ける、激しい情熱と強い意志を理解していたら、単なる日本贔屓の大帝ということだけで済ませなかったはずだ。

以下、大分前に録画しておいた、NHKの「ピョートル大帝 実験の都~サンクトペテルブルク誕生物語~」の一連のシーンである。

17101701
「時代が転機を迎える時、強烈な個性を持った人物が大きな役割を演じる。その典型がピョートル大帝だ」と語る荒俣宏氏。

17101702
ピョートル大帝は25歳の時に一年半にわたり、ヨーロッパ各国を歴訪、目にするものすべてに好奇心を抱いた。工場や博物館、病院や印刷所などを訪問したが、なかでも一番関心を抱いたのが造船所であった。

17101704
ヨーロッパの視察は、ピョートルのその後に決定的な影響を与えた」と語る、ロシア史が専門でピョートルの第一研究者として知られているエフゲニー・アニンモフ教授。

17101703
ロシアの近代化を推し進める父親に対して、古いロシアの伝統や宗教を愛する息子のアレクセイは、昔のロシアに戻すと反発、そのためアレクセイは反逆罪で死刑に処せられてしまう。それは、ピョートルが父親としての愛情よりも国家の大計を優先させたからにほかならなかった。それでもやはり親子、息子の死刑判決が出た時、ピョートルは涙を流したという。しかし、息子としては許せても、後継者としては許せなかったのである。

« いま,安倍総理を失う訳にはいかない!  | トップページ | 国家あってこそ!平穏な暮らしが保たれる  »

人生は冥土までの暇潰し」カテゴリの記事

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト

amazon&shop

  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機14畳用 FU-A51-W
  • SHARP プラズマクラスター搭載空気清浄機 8畳用 FU-A30-W
  • 横田めぐみさんと金正恩
  • SHARP サイクロンクリーナー ベージュ系 EC-CT12-C

カテゴリー

無料ブログはココログ