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2017年5月 7日 (日)

山窩と生きる 

人生は冥土までの暇潰し
過日、掲示板「放知技」で山窩が話題になり、亀さんも以下のような投稿を行っている。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16090538/378/

投稿にもあるように、山窩との生活を実際に体験したという、清水精一の人物に関心を持ち、投稿後、早速オンラインで『サンカとともに 大地に生きる』を取り寄せた。だが、来週の木曜日に仕事の締め切りが迫っていたこともあり、最初は寝る前に華奴をあおりながら、のんびりと読み進めるつもりでいた。ところが、だんだんと同書に引き込まれていく自分がいたのである。なぜか? 上の投稿にもあるように、今までに山窩に関する本を多く読んできた亀さんなのだが、考えてみれば、山窩と生活をともにした人物の本は、未だかつて読んだことがない。だから、同書の腰巻きの赤大文字が目に飛び込んできた時は、「本当だった!」と興奮したものである。

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亀さんの場合、本を読むときは最初に前書きと後書きに目を通し、それから目次に移り、気になる章や節にだけ目を通すというケースが多いのだが、同書に限っては、本文の冒頭(以下)を目にした瞬間、じっくりと目を通すことにした決めたのである。だから、山窩との生活について述べた章(同書第12~14章)には、未だ目を通していないのだが、敢えて未読の書の書評を試みたい。なお、全章を読了した暁には、読後感として改めて記事にしたいと思っている。

人間はこうして地上に生まれて来ている。この私の根本的なやむにやまれぬ欲求は生きんとすることであって、地上はそうした者同士の集団である。その集団の中に我々が自己を生かさんとする時、他人の清明を踏み躙ってゆかねばならぬ場合やその事実に直面するのであって、その中におりつつ自己を生かさんとすることはなかなか難しいことである。
『サンカとともに 大地に生きる』p.9


巻末にある礫川全次氏の解説のページで、古道具屋「宝珠庵」というホームページの存在を知り、清水精一についてのページがあるということで、早速アクセスしている。以下にリンクを示すので、関心のある読者は目を通してみるといいだろう。
清水精一師の略歴及び思想の概要
清水精一師について

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清水精一

また、「宝珠庵」には店主の筆によるものと思われる、コラム「真 善 美」というコーナーがあり、月一本のペースで森羅万象にわたる記事を書いておられるようだ。短文だが、読み応えのある記事が多い、というのが第一印象である。たとえば、「ミツバチ」、「任侠」などの記事が目を引く。

これから、山窩の実際の生活を知ることができると思うとワクワクするが、さらに、今という時代を生きる身として、今こそ読まねばならぬ本であると、直感的に悟った次第である。以下は、腰巻きにある谷川健一氏の推薦の辞。

苦労する青年がつかみとった、
大地に生きる
乞食サンカの教え。
これは先の見えない
今の時代にこそ
読まれるべき、魂の書である。

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