紅迷
人生は冥土までの暇潰し
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中国の四大名著と言えば、『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『紅楼夢』だ。亀さんの場
合、原書(中国語)で読んだわけではないものの、『紅楼夢』を除く他の小説はすべて読破した。ちなみに、『三国志演義』は『英雄 生きるべきか 死すべき
か』(上・中・下の各巻)と題した柴田錬三郎訳、『水滸伝』は陳舜臣訳、『西遊記』(上・中・下の各巻)は、村上知行訳をそれぞれ読んでいる。 ![]() ![]() ![]() さて、拙稿「小室直樹の限界」で取り上げた『中国共産党帝国の崩壊』、久しぶりに再読し、『三国志演義』と『水滸伝』の2冊は、中国を理解する上で欠かせないと再認識した次第である。ちなみに、小室は『中国共産党帝国の崩壊』で、この2冊を以下のように評している。
また、小室は毛沢東の読書歴についても語っており、非常に興味深い内容であった。
ところで、『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』の三冊は一応目を通したが、残る一冊『紅楼夢』の場合、亀さんは未だに読んでいない。そのワケは、東明社の故吉田寅二の友人であった故張明澄氏の著作に、〝『紅楼夢』は麻薬のようなモノ〟 という行があったのを今でも覚えているからだ。ちなみに、張氏は東明社から『誤訳・愚訳』と『小周天』を出しており、その他に出版社は違うものの、『誤読 だらけの邪馬台国』(ジアス・ブックス)、『間違いだらけの漢文』(久保書店)といった本も執筆している。それらの本は全て京都にいる息子にプレゼントし てしまったので、もう亀さんの手許にはない。 ともあれ、どの本だったか忘れたが〝『紅楼夢』は麻薬のようなモノ〟という行には、、「『紅楼夢』は中国人の間で最も人気があり、一度読み始めると、かっぱえびせんのように止まらない。読み終えても、また読み出す」、 といった内容のことも、うろ覚えであるが張明澄氏の本に書いてあったのだ。だから、拙宅には父母が揃えておいてくれた、世界文学全集の中に『紅楼夢』もあ るのだが、麻薬中毒になっては大変と、未だに目を通していない…(爆)。でも、モー還暦も過ぎたのだし、そろそろ読み始めてもE-かと思う、今日この頃で ある。ちなみに、拙宅にある『紅楼夢』は河出書房が昭和43年に出した全集で、ナント今から53年も前の本だ。しかし、中身は年月が経ったのを感じさせな いほど綺麗だ。多分、酸性紙ではないからだろう。 ![]() 最後に、「アジア夢紀行」という面白そうなブログに、紅楼夢に関する記事があるのを見つけた。その中で注目したのが「紅楼夢 5」の以下の記述だ。なるほど、『紅楼夢』も毛沢東の愛読書だったのか…。
【追記】 『中国共産党帝国の崩壊』で印象に残った行
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