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2016年2月 9日 (火)

中国が月面に送った嫦娥3号・玉兎号。この月面探査機が撮影した月面の写真が公開された。驚異的である。

文殊菩薩

中国が月面に送った嫦娥3号・玉兎号。この月面探査機が撮影した月面の写真が公開された。驚異的である。

  • 2016-02-09(12:04)
  • しばし浮世の憂さを忘れ,月面写真に見とれる
    中国が月面に送った嫦娥3号・玉兎号。この月面探査機が撮影した月面の写真が公開された。

    高性能デジタルカメラで撮影された画像は、驚くほど鮮明で、最も近い天体の荒涼とした美を捉えている。

    アメリカが公開した月面の映像はウソっぽいが,中国の映像は信用せざるを得ない。
    下の映像データセットを見れば,中国が発表した映像の信頼度が確実であることが分かる

    それにしても,中国の宇宙技術のレベルの高さは驚異的である。

    下のリンクは中国の元サイトからダウンロードしたデータセットである。
    大量の映像データがある。
     ・ Chang'e 3 data: Lander Terrain Camera (TCAM)
     ・ Chang'e 3 data: Rover Panoramic Camera (PCAM)

    (飯山一郎)

    中国、40年ぶりとなる月面の写真を公開(嫦娥3号・玉兎号)

    2016年02月01日

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     1972年、最後のアポロ計画が遂行され、有人月面探査の時代は幕を下ろした。76年、ソ連の無人月面探査機ルナ24号が月面を発ち、月の土をソ連に持ち帰った。無人機による月面探査の時代の終焉である。それ以来、探査機が月へ打ち上げられたことはあるが、再び月面に着陸するのは2013年まで待たなければならなかった。

     2013年12月14日、中国国家航天局の嫦娥3号が月面に着陸し、探査車"玉兎号"によって3ヶ月間の調査が行われた。玉兎号は2014年1月に故障し、動けなくなってしまったが、それまでに豊富な写真とデータを送信してくれている。
     こうした画像は受信から12~18ヶ月後の公開であったことや、中国語のサイトに掲載されたこともあり、西側メディアからはそれほど注目されなかった。
    しかし、この度惑星協会のエミリー・ラクダワラさんが35ギガバイトもの画像をまとめ、惑星協会のブログで発表した。それでもまだ全体の一部でしかないという。
     高性能デジタルカメラで撮影された画像は、驚くほど鮮明で、最も近い天体の荒涼とした美を捉えている。

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     「これは嫦娥3号の画像を初公開したものではありません。ただ私が全ての科学的データセットに初めてアクセスしたというだけです」とコメントするラクダワラさんだが、「これまで公開されていたものは処理済みのものでしたが、今回は必須の全メタデータも併せて、生データまで研究者たちは利用できるようになりました」と付け加える。

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     嫦娥3号は他にも成果を挙げており、例えば、40年ぶりとなる新種の月の岩を発見した。中国国家航天局は今後4年間で、さらに3機の月面着陸機を送ることを計画している。

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              立派な岩です。花崗岩?
     そのうちの嫦娥6号は、初の試みとなる月面から月の裏側を探査するそうだ。これまで見たこともない、不思議な月の姿を見る日もそう遠くはないはずだ。

     さて次に人類が月面に再び着陸する日はいつとなるのだろう?その日を待ちわびながらじっくりと月面写真を眺めていくことにしよう、そうしよう。

     以下がラクダワラさんが、中国の元サイトからダウンロードしたデータセットである

    Chang'e 3 data: Lander Terrain Camera (TCAM)
    Chang'e 3 data: Rover Panoramic Camera (PCAM)
    popularmechanics translated  hiroching

    【Nob Takahashi氏のコメント】
    画像は月面着陸機Chang’e 3[嫦娥3号]および月面走行車Yutu[玉兎号]のカメラで数年前に撮影された。2013年12月、中国はロシア、米国の協力を得て月面軟着陸に成功し、世界で三番目にこの偉業を達した国となった。

    中国のこの任務で特に注目されるのは、ロシアが37年前の1976年にLuna 24を着陸させて以来の月面軟着陸だったことだ。

    Change’s 3は中国神話の月の女神から名付けられ、月周回衛星Chang’e 1およびChang’e 2の任務を引き継いだ。Chang’e 3の任務は軟着陸および月面走行に必要な同国の主要テクノロジーを誇示することだった。このミッションでは望遠鏡等の機器による月面の地質学的分析も遂行された。

    change3a.jpg

    質量1200kgのChang’e着陸機は、「雨の海」と呼ばれる月面位置に到達後、140 kgの月面車Yutu(「翡翠の兎」の意)を配置した。Yutu月面車は6輪で、レーダー機器、X線、可視および近赤外分光計(様々な波長の光の強度を測定する機器)を装備している。Yutuの地質分析結果は、月面がこれまで考えられていたほど均質ではないことを示唆した。

    change3b.jpg

    Yutuは月の極寒の夜に耐えることができなかったため、2014年初めに深刻な移動問題が発生し、月面を縦横に移動できなくなった。しかし、すばらしいことにYutuはデータの収集、送信、および信号の受信、画像・ビデオを記録する能力を2015年3月まで維持した。

    地球との送受信の任務を担った月面車Yutuは、現在稼動していない。

    中国の継続ミッションであるChang’e 4は、2018年初めには発射され、月の裏側に着陸する計画だ。もし成功すれば、中国は月の裏面を探索する最初の国になる。

    Chang’e シリーズによって中国は、NASAと異なり、火星ではなく、月の探査に集中していることを示してきた。しかし、月に目を向けているのは彼らだけではない。Google Lunar Xprizeを通じて、いくつもの民間企業が、月面に軟着陸できる宇宙船を数年以内に計画している。

    その中の一社であるMoon Expressは、月に宇宙船を軟着陸させる最初に民間企業になる計画で、2017年の宇宙船発射を既に確定させている。

    人間が最後に宇宙船を月に軟着陸させてから40年近くが過ぎた。しかし、次の10年には、われわれが経験したこともない月面探険の波を見ることになるだろう。中国国家航天局がリソースを月面探査に宛て、民間企業が月面資源で利益を上げようと考えている今、月はこれまでよりずっと賑やかな目的地になろうとしている。

    [原文へ]

    (翻訳:Nob Takahashi / facebook

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