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2015年6月23日 (火)

ウソつき男を責めぬ 大人の女

飯山一郎

2015/06/22(月)  

ウソつき男を責めぬ 大人の女

『空港』は心理学の教科書だ!
空  港
歌手:テレサ・テン 作詞:山上路夫 作曲:猪俣公章
何も知らずに あなたは言ったわ たまにはひとりの 旅もいいよと
雨の空港 デッキにただずみ 手をふるあなた 見えなくなるわ
どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去つて行く

いつも静かに あなたの帰りを 待つてるやさしい 人がいるのよ
雨に煙った ジェットの窓から 涙をこらえ さよなら言うの
どうぞ戾って あの人のもとへ 私は遠い 町へ行く

愛は誰にも 負けないけれど 別れることが 二人のためよ
どうぞ帰って あの人のもとへ 私はひとり 去つて行く

「空港」を歌った演歌は多い。
桂銀淑の『北空港』は、チャラチャラした男と女の軽薄な恋の歌だ。が、尻軽女とデュエットするには最適の歌…鴨ww

そこへいくと、テレサ・テン(鄧麗君)が歌う『空港』は…、妻子持ちに惚れた日陰女の哀しみ(かなしみ)を切々と歌い上げた大人(おとな)の歌だ。

単身赴任の男に つい気を許し からだも許してしまった女は…、めくるめく日々のなか、ウソつき男の素性を知るが、不倫関係にのめり込んでしまう。せつなく哀しい愛と交情の日々…。

ある日…、男は女に何気に言う。

「今までの旅行は いつもキミが一緒だったが 今度は東京本社での会議なので…。さびしいが たまには一人旅もいいよ。」

「ウソ!あなたは東京本社の会議にでるほどは偉くない!東京の家にいる奥さんに逢いにいくクセに!ウソだってことがミエミエ!」

ここまで言っちゃったら、ただのヒステリー女だ。

しかし、女は、男が言った「たまにはひとりの 旅もいいよ」というセリフが真っ赤なウソであることを知りつつも、顔に微笑みを浮かべながら雨の空港まで行き、デッキにたたずみ男を見送る…。

ここには、相手のウソを知りつつも相手を責めない心やさしい女がいる。嫉妬(ジェラシー)を必死に押さえる強い心をもった女がいる。

いっぽう…、
女の心をツユ知らず、自分のウソが見破られていることも知らぬ男は、「じゃあね!早く戻るから待っててね」とかと、軽薄な口調で手を振りながら搭乗口に向かう。

テレサ・テンの『空港』は、聡明で心が広くて優しい女性と、下手なウソしかつけず、女性の心を全く読めない阿呆な男。この二人を対比した歌なのか?

ちがうだろう。が、しかし、『空港』は、許されぬ恋におちてしまった女心の切なさと哀しみが、切々と伝わってくる。大人の女性だけがもつ心の広さと優しさと、人間の偉大さまでが伝わってくる。

余談だが…、
最近のお母さんは、子供のウソに厳しい。些細なウソも許さず、激しく叱咤する。

ここで、子供のウソをウソと知りつつも、ニコニコ笑いながら騙されたフリをして、子供のウソをあじわい続けたら、どうなるか?

あとになって…、母親が子供のウソを知っていたのに、怒らずに笑顔を浮かべて騙されたフリをしていたことを子供が知ったとき…、子供は、母親という大人の偉大さと人間の賢さを知ることになる。

些細なウソは見逃したほうが賢明なのだ。そして、「些細なウソでも、上手いウソをつけ!」ぐらいのことは子供に教えてE~のだ。

ただし! ひと様に損害を与えて自分だけが得をするようなイツワリは、絶対に駄目だ!と、「ウソとイツワリの区別」は、子供には教えておくべきだ。

しかし、日本では、かなり昔から「ウソとイツワリの区別」ができる大人がいなくなってしまった…。

だっから、「食べて応援!福島」などというウソ・イツワリがまかりとおり、このウソをイツワリだ!と見抜けない阿呆ばかりになってしまったのだな。

さらに余談だが…、
中国本土でも、テレサ・テン(中国名:鄧麗君)の人気は今でも衰えていない。

で、中国の政治を批判するのに、「小鄧好!老鄧不好!」という言い回しがある。
「老鄧」とは鄧小平のことで、この老人は駄目。
「小鄧」とはテレサ・テン(鄧麗君)のことで、テレサ・テンは最高!という意味だ。

中国のカラオケに行って、テレサ・テンの『北国之春』を歌う合間に、「小鄧好!老鄧不好!」と冗談まじりに言うと、大喝采が起こる。

そのあとこんなことがあって、鷲はズッコケた。

「飯山さん、『北国之春』という中国の歌は、我が国・最高水準の民衆歌なんです!」 と言い張る中国人がいたのだ。

中国人のクセに中国の国歌が歌えず、『北国の春』が中国の歌だと思い込んで、上手に歌う中国人が西安あたりにはゴマンといる。

中国本土で『北国之春』を大ヒットさせた歌手こそ、テレサ・テン(鄧麗君)その人なのだが、このことも大半の中国人は忘れてしまっている。

だがしかし、テレサ・テン(鄧麗君)のことを忘れる中国人は、当然ながら、ひとりもいない。

以上、結論らしい結論がないまま…、置筆します。
飯山 一郎

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