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2012年7月19日 (木)

トーデン・ウラン・ボーリング

飯山一郎HPより
2012/07/19(木) トーデン・ウラン・ボーリング

こういう質問が多かった。
原子炉からメルトアウト(脱落)した核燃料が「団子」になると、超高温になる。どうしてそーなるのか? という質問である。以下、説明しよう。

  ▽ 広島型原子爆弾(リトル・ボーイ)
littleboy ウランやプルトニウムは、大きな塊(かたまり、団子)になると再臨界になり激しく熱を発する。こういう核物質の性質を応用したのが原子爆弾だ。

原子爆弾の原理は簡単だ。未臨界状態にあるウラン235か、プルトニウム239を合体させれば一瞬にして臨界状態に達して大爆発! これだけの原理だ。

littleboy2 左の図は、ウランの小片を二つ合体させ、臨界質量以上にすることで容易に核分裂連鎖反応(大爆発)を起こすという原理図である。

つまり、核物質は、大きな塊 (かたまり、団子) になると、激しく熱を発して、爆発することさえあるのだ

東電福島の原子炉のなかの核燃料は原子炉の外に脱落したあと、大きな団子状の塊になり、超高熱を発し、何回も爆発を繰り返していた。この結果、水蒸気が間欠的に大噴出していたし、再臨界状態を告げる「青白い光」(チェレンコフ光?)が何回もライブカメラに映った。

ウランボーリング原子炉の下に脱落(メルトアウト)した大量の核燃料が団子状になって、激しく核分裂を繰り返して超高熱を発し続ける…。この状態を、鷲は 「ミニ太陽」 と呼んだ。

超高温で燃えさかる「ミニ太陽」は、当然、格納容器の下のコンクリートを融かし、突き破って、さらに下へ下へと沈降して行く…。

そして、「ミニ太陽」は、今現在も、なお沈降中である。

ソレは、さながら「地中貫通爆弾」(Bunker Buster:バンカーバスター)だ。

この現象を、鷲は、「トーデン・ウラン・ボーリング」と名付けたい。

「ボーリング」とは、円筒状の穴を穿つことであるが、昔はこの現象のことを「チャイナ・シンドローム」と言った。

超高温の核燃料の塊が地面を掘り進んで、米国のスリーマイル島から地球の反対側の中国(チャイナ)に到達する鴨夜、という現象である。

しかし、東電福島の下に中国(チャイナ)はない。
東電福島の真下はブラジルだが、「ブラジル・シンドローム」では芸がない。
また、 「ミニ太陽」 がいくら元気でもブラジルまでは到達しない。
そこで、「トーデン・ウラン・ボーリング」と名付けたワケ。

ところで、いま、東京電力福島の「ミニ太陽」 は、どの辺まで沈降したのか?
原子炉の真下の地面をどのくらいの深さまで掘り進んだのか?

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