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2012年7月15日 (日)

蜘蛛、タランチュラ、やっでご(薩摩弁)

飯山一郎HP
2012/07/15(日) 蜘蛛、タランチュラ、やっでご(薩摩弁)

刺青


昨日、山科恭介は「刺青論」を書き、個人的・社会的葛藤の末に任侠道に入った男の背中の“倶利伽羅紋紋”の「凄み」を見事に表現した。短文ながら奥が深く、読ませる。

谷崎潤一郎の『刺青』は、原本も映画も、惚れた女、堕ちた女に彫られた刺青の官能的なエロチシズムと妖しさを描ききっていてファンを魅了し、酔わせた。

金太郎の抱き鯉”が任侠のダンディズムの極地だろうが、姐さんの背には蜘蛛、それも、オトコに絡みつくような女郎蜘蛛(上図)が官能的で妖しい。

イタ公(イタリア人を蔑む言い方。アメ公が「ジャップ」と言うのと同じ)も蜘蛛の刺青が好きだが、毛唐どものヲンナはタランチュラなどという恐ろしい毒グモを背負っていたりするから恐い。

恐いといっても、タランチュラは想像上の毒グモでイタリアのタラント地方の毒グモ伝説に由来する。伝説では、タランチュラに噛まれてもタランテラというダンスを踊れば死なないとされるが、踊り続けねばならないので大変だ。

イタリアを旅したチャイコフスキーは、このタランテラのダンス音楽にシビれて、発作的に作曲したのが有名な『イタリア奇想曲』である。この曲のフィナーレ部分がタランテラのリズム。チャイコフスキーらしくない明るいイタリア風の音楽だ。↓これです。

さて、イタリアから日本の鹿児島に戻って、また蜘蛛の話。
鹿児島は南国なので、アシダカグモという大型の蜘蛛が人家に棲息している。
この蜘蛛は徘徊性で、蜘蛛の巣を張らず家中を歩きまわってゴキブリやハエなどの害虫を捕まえてくれる益虫だ。
だから鹿児島人は「やっでご」と呼び、決して殺したりはしない。
だが、東日本から鹿児島にきたヲンナたちは、この巨大な蜘蛛が天井や壁を這いまわるを発見すると、「キャー! 恐い! 殺してぇ!」などと叫んだりする。
何が恐いものか! あんたのほーが恐い!

地球上で一番怖いのは人間のヲンナである。
とくに恐いのは、惚れた男をむさぼり喰う女郎蜘蛛属のヲンナである。
がこの種のヲンナ鴨、な~んてことは言わないが…、
このこと、若い衆は頭の片隅に入れておいて欲しい。

大蜘蛛1 大蜘蛛2

 鷲の寝室に住む大蜘蛛。ハエやゴキブリを喰ってくれる。カメラの赤外線で眼が緑色に光る。

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